再び資格試験の寄り道を始める理由

資格が流行して何年ぐらいたつでしょうか。私もブームに流されたわけではありませんが、
いろいろな資格に興味をもって勉強してきました。(現在もしています。)
将来的にこうしたい、というビジョンはありますがリターンの大きい資格はやはり難関で、
1発合格は相当厳しいものがあります。中には1年の勉強で合格を勝ち取る人もいるようですが、
そういう人の合格体験記を読むと仕事をしていない人がほとんどで、バリバリ働きながら
休日や帰宅後の勉強だけで1年で合格してしまった!という人はみたことがありません。
私も仕事をもっており、資格のために辞めるつもりはありません。
幸いなことに我社は倒産はしばらくなさそうなので、それほど切羽詰まっているわけでもありません。
それよりも現在の業務で仕事の実力を向上させながら、平行して資格の勉強をしたほうが
その後により役立つと考えます。(ちなみに宅建ではありません)
ただ、私は気が短く何年も同じことを一筋にやるのがどうも苦手です。
そのため他に平行して趣味を楽しむ必要があると考えました。
好きなことはいろいろあるのですが、どれもお金がかかります。
(そもそも学費も安くありません。)
旅行や車は言うまでもなく、パソコンも細々としたパーツを買い始めると
けっこうな値段になります。これまでいろいろためてきましたがかなり浪費しました。
ただしそのおかげでどこぞやのパソコン屋さんの店員よりも知識があります。
これが実務においてもかなり役に立っていますので全くの無駄遣いではないと思いますが。
プライベートでも自作に関する相談からWindowsの使い方までパソコンに詳しくない
友達からの相談はよくうけます。ただしあくまでアマチュアレベルです。
またスキューバも非常に楽しいのですが、これまた高い!
月に1回のパン教室は金銭的には楽ですが月1回ですので・・・。
自宅でつくれるようにオーブンも買いましたが毎日パンをつくるわけにもいかず。
最近は映画やビデオもみなくなりましたが、どうも観たいものがないし
観るにしてもやはりお金がかかるし。
将棋は好きだけど、相手がいないとできないし、パソコンと戦うとパソコンが強すぎて
かえってストレスが溜まる。だいたい将棋は時間がかかりすぎ。
いろいろ考えると私の趣味はお金がかかるんですよね。
お金があまりかからずにできることで好きなことを探すと「試験に合格すること」でした。
運動会で1位でゴールインすることに快感を覚える人はたくさんいたと思いますが
私には到底できないことでした。しかし、ペーパー試験で合格することはできます。
入学試験で合格発表を見に行ったとき、自分の番号があった感動を覚えていますか?
10代の頃は勉強なんてつまらないと思っていましたが、それを我慢してでも
合格を勝ち取っていました。しかし、今は勉強の面白さやちょっとしたコツもつかみ、
かつてほど勉強することが苦痛ではなくなりました。試験勉強をして合格することが
楽しく思えるのです。だったら早く勉強して第1希望の資格をとれよ、ということですが
そこがまた私の弱いところで一筋ってのが苦手なのです。そして待つことが苦手なのです。
途中経過でも趣味的な勉強で適度な合格が欲しいのです。
そういう意味もあって今年は行政書士試験を受けました。今年は悪問が多いと避難されて
いますが、私自身は行政書士試験を楽しむことができました。
この試験は法律科目だけでなく「一般教養」というなんだかわけのわからない科目もあります。
特に社会情勢を問われることが多く(今年の問題はクイズみたいでややズレていましたが)、
こういうことを勉強するのは社会人としての常識を学ぶという意味で非常に重要だと思いました。
科目の多さから知的好奇心がかなり刺激され世の中の仕組みが少しずつわかるように
なってきました。試験は終了しましたが、社会科目はまだまだ勉強したい気分です。
自己採点では合格のはずです。(ただしマークミスがあったら怖いです。)
合格した今となっては楽しかった行政書士試験の勉強も終わりました。
この試験を通して六法を引く癖がつきました。
また民法が何となく理解できるようになりました。
これらの状況から総合的に判断すると次の趣味的勉強は宅建が最適でした。


なぜ宅建か?

(1)私の現在の知識でもっとも合格しやすい試験である

宅建の合格に必要な勉強時間は300時間と言われている。
この中でも民法がかなりの割合をしめるはずです。
(宅建試験の世界では権利関係とよばれますが民法が中心です。)
しかし、行政書士試験においてある程度民法の学習は終えています。
初めての人が100時間かかるところを50時間ぐらいに短縮できるとして
(何の根拠もない数字かもしれませんが、基礎理解を省略して練習だけと
いう考えのもとに)
ざっと250時間の勉強が必要ということになります。
今から(11月初旬)勉強を始めたとして、来年の試験までに約1年あります。
ただし、本命試験直前の集中期間やその他諸々の期間100日を引いたとして
(この100日もなんの根拠もない数字ですが)
ちょうど250日ぐらいになります。つまり1日1時間が趣味の勉強にあてられるのです。
(この1時間は必ずしも机にむかう必要はなく、たとえば通勤電車の時間も含まれます。)
1日1時間を超えず、年間100日はサボる日がある、これが
現実的で無理のない範囲だと思います。

(2)お金がほとんどかからない。
何をやるにしてもお金がかかります。資格試験も意外にお金がかかります。
この年になるとかなり親に学費の点でも負担をかけたなあと感謝し、
勉強をけっこうさぼってしまったことを申し訳なく思います。
この歳になると親に学費を出してもらうことはなく、自腹を切りますが
学費の出費は痛く感じます。まして2つ並行するとなると負担は最小限に押さえたくなります。
その点で宅建はかなり学費を安く抑えることができます。
受験料の負担は仕方ないにしても、多くの情報を無料で仕入れることができます。
宅建は受験生が多いせいか、そのホームページの数も半端ではありません。
いろいろ探していくうちに、非常に役立つホームページを発見しました。
20年分以上の過去問がわかりやすい解説付で載っているのです。
おまけに法改正にも対応しているという、何とも至れり尽くせりのページです。
実は私は過去問集を買ってしまったのですが、そのホームページの解説のほうが
わかりやすいという何とも悔しい状態です。
宅建六法という書籍も存在しますが、そこまで夢中になるつもりはないので
せいぜい今もっている六法の民法分野で十分です。
基本書と問題集を合わせても1万円でおつりがきます。
(もっと早く便利なホームページを知っていれば基本書だけで済んだのに・・・)
本番の受験料を合わせても、トータルで2万円以下の出費で事足ります。
厳密にいうと紙代、鉛筆代も必要ですが何千円も使うわけではないので省略します。
というわけで、2万円で1年間の趣味ができたわけです。

(3)多少は実務にも役立つ
私の実家は借家業をやっています。宅建の本を少し読むと、アレ?と思う場面があります。
知らないばかりに損していることもありました。全て法律通りにやればいいというわけでは
ありませんが(私は法は争ったときの最後の手段と考えています。)、それにしても
お人好しすぎたんではないか、と考えてしまいます。また、将来的に家を建てたり、
あるいは購入したりするときにも当然知っていたほうがスムーズに事が運びます。
他にも、税金なんて知らないばかりに損することってありますよね。
そういう点で趣味とはいうものの多少は役立つかなと思います。


勉強の鉄則

といっても大げさなものではありませんが、試験勉強を始めるにあたり
いくらかのルールをつくっておきたいと思います。

(1)優先順位は、デート、本命の勉強、仕事、(宅建の勉強orスポーツジム)
常識はずれな優先順位のつけかたかもしれませんが、これがそのまま私の情熱の傾け方です。
これだけ情熱を注いでもなかなかよい結果は結びません。
かつて民間企業に勤めながら公務員試験の勉強をしていたときは
デート90%、試験勉強9%、仕事1%ぐらいの情熱だったかな?
結果として公務員試験は合格しました。仕事はまあまあ。でもデートの結果は、未だ実を結ばず。
ただし、優先順位や情熱の比率と時間は必ずしも一致しません。
というか仕事は強制的に長時間拘束されるので、時間にすると仕事がかなり長くなります。
仕事中にデートするわけではありませんよ!(ただし有給を使う可能性大)

(2)勉強時間は最大でも1日1時間までにする。
普通なら最低1時間はやるというルールをつくりそうですが、趣味の範囲ですので
こうやって規制をかけておかないと本末転倒になってしまいます。
お茶やお花などのお稽古ごとも趣味であって「家元になってやる」なんて人は
あまりいませんよね?(ここで少し余談)趣味の範囲でやっていたら
家元になっちゃった、なんて人はいるんでしょうか?
行政書士試験の勉強をしているときに、民法や社会がおもしろくて
ついついやりすぎてしまったという反省からこういうルールをつくりました。
民法は問題集をやっていると「あともう1問」といいつつやりすぎてしまうんですよね。
社会の場合は「これって何だ?」と好奇心がでてきて次から次へと違う世界へ
飛んでいってしまいました。人生においては大切なことかもしれませんが、
試験においては全然役に立たなかったです。
ただ、こういう好奇心も抑えすぎるとかえって暗記が阻害されるので
ある程度は脇道にそれるようにしますが、やりすぎないように時間で
規制をかけることにしました。

(3)3日以上間をあけない
いったん離れてしまうと復帰するまでにけっこう時間がかかります。
マスターしてしまえばそうでもないと思いますが、自分のものにしてしまうまでは
常に接していることが必要です。(ここでまた余談)
そうでないとあっという間に忘れてしまいます。
ただ趣味にばかり時間は割いていられませんから、緊急時などはどうしても
やらない日ができてしまうと思います。
そのために最大2日のブランクを認めることにしました。経験上、これぐらいなら
記憶に留めておくことができると思います。
また机に向かうことはできなくても通勤電車の中で、過去問を印刷した紙を
読むことはできます。電車の中は集中しにくい状態です。一度解いた問題を
電車の中で再度解くのがいちばん効率がよいと思います。(私の場合は)


科目別の勉強の記録

各科目毎に勉強が進んだら更新していきます。

(1)権利関係

(2)宅建業法

(3)法令制限

(4)税・その他




かつての転職活動においての思い出

国家1種公務員試験をうけているときのことです。
当時は1次試験に合格すると2次試験の前に各省庁に訪問して
内定をもらう必要がありました。私も1次試験が終わった後に
強引に有給をとって、霞ヶ関を走り回っていました。
私は文部科学省に入りたいと思っていたのですが残念ながら
面接で落ちました。意気消沈して葛飾にいる彼女のところへ行き、
「あー、事務次官になりたかった。」と悔しがっていると
まるで相手にせず「明日の授業が云々」とか。悲しかった。
確かに明日の授業も大事だろうけど、こっちは人生をかけて挑んで
敗れ去った直後なんだぞ。もう少しねぎらいの言葉をかけてくれても
いいじゃないか。どうやら私が冗談で言っていると思っていたらしい。
目標が大きすぎたせいかもしれません。しかし、少なくともキャリア組を
本気で目指す人たちは多かれ少なかれ事務次官、局長クラスは狙っているはず。
「窓際族でいいやー」なんて人は国家1種は受けません。
本命は人生をかけて挑みます。そこが趣味との違いだと思います。



血となり肉となるもの

私が勉強でいちばん苦しんだのは高校生のときです。中学校までは数学はほとんど勉強しなくても
余裕で理解できましたが(練習問題もわざわざ解かなくても定期試験ではケアレスミス以外は
ほぼ全問正解)、高校の数学は本当に難しく感じました。今となっては高校数学程度は手に取るように
わかりますが、当時必死に勉強したからこそ今の理解があるのだと思います。