平成5年 No.8 (文章理解)
次の文章の要旨として、最も適当なものはどれか。
(本文略)
1.日本の建築は、人間の生活を中心に考えてきたために理想的、絶対的な建築を生み出すことができなかった。
2.日本の建築は、ヨーロッパの建築の模倣により進歩してきたと考えられるが、木造建築は独特の発達をしてきており成功している。
3.ヨーロッパの建築は、理想的、絶対的空間をつくりだすために石造りやレンガ造りになった。
4.人間の生活に自由に対応できる空間の創出を目指して発展してきた日本の建築の考え方は、今後の建築を考える際の重要な手掛かりとなる。
5.ヨーロッパの建築は、絶対の神が存在するという考えを基に理想的、絶対的空間の実現を目指して建てられてきたために人間の存在が考慮されていない。
では、みていきましょうか。これまた、極端な選択肢が多いように思いませんか?
1.日本の建築は、人間の生活を中心に考えてきたために理想的、絶対的な建築を生み出すことができなかった。
西洋式のほうが人間の生活を中心に考えて建てられていると思いませんか?
日本式家屋はけっこう不便ですよ。物の収納という概念が非常に乏しい。
金閣寺とかってなんであんなにピカピカなんでしょう?人間の生活の便利さを考えたらあんなの不要ですね。
理想的な建築物があるかどうかは人によって解釈が違うでしょうが、人間の生活中心はいいすぎですね。
京都の古い建物がそれを証明しています。ちなみに私の家は古い日本式家屋です。めっちゃ不便!
2.日本の建築は、ヨーロッパの建築の模倣により進歩してきたと考えられるが、木造建築は独特の発達をしてきており成功している。
ヨーロッパの建築の模倣か?確かに明治維新以降はそうかもしれませんが、書院造とかってヨーロッパに
あるんですか?明らかなウソですね。
3.ヨーロッパの建築は、理想的、絶対的空間をつくりだすために石造りやレンガ造りになった。
石造りやレンガ造りはあるかもしれないが、実用性を重んじているからではないでしょうか?
4.人間の生活に自由に対応できる空間の創出を目指して発展してきた日本の建築の考え方は、今後の建築を考える際の重要な手掛かりとなる。
この文章単体で言っていることは間違っていないですね。あとは本文に合致するかどうかです。
とりあえず保留。
5.ヨーロッパの建築は、絶対の神が存在するという考えを基に理想的、絶対的空間の実現を目指して建てられてきたために人間の存在が考慮されていない。
おいおい、それは言い過ぎだって。神が存在するという考え方はあるかもしれない。
しかし、人間の存在は考慮されているでしょ。西洋式建築って実用的なものが多くない?
少なくとも私の家よりはるかに実用的だと思うよ。
というわけで、4以外はどれも言っていることがウソです。で、正解は4です。
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