ケガ・スポーツ障害の予防と手当て

ケガ・スポーツ障害の手当て

@部位別の起こりやすい急性のケガの手当て

☆首のケガ

 手足のマヒ(脱力やしびれ)がなければ首の周りを冷やし頭の重みが負担になら
ないようにする
。マヒがある場合は病院で診察を受ける必要があります。特に、足に
も力が入らないようならば脊髄損傷の危険があり、無理に動かさず救急車を呼びます。

☆肩のケガ

 肩の脱臼・亜脱臼、鎖骨骨折などは衝突や転倒で発生します。無理して脱臼や変形
を治そうとせず現状より悪化させないことを第一目標として、患部を冷やし三角巾で
吊って腕の重みを解除
し、あとは病院にまかせましょう。

☆手首のケガ

 手を着いて転倒した場合に手首周辺の骨折が起こります。手首の関節の手前の骨折
は低年齢で起こりやすいです。アイシングをしても腫れが強くなり手をつくことがで
きないなら、病院でレントゲン検査を受けましょう。

☆指のケガ

 突き指は軽視されがちですが、きちんとアイシングをしテーピングや包帯で圧迫
ることで、ぐらつきのような後遺症を減らせます。一般的に関節を少し曲げて固定し
ます。

☆大腿部のケガ

 大腿部の後ろ側で筋線維が切れるケガを肉離れと呼んでいます。力を抜いてアイシ
ング
をし、その後、幅の広い包帯かサポーターで広めに圧迫します。

☆膝のケガ

 膝に衝突を受けた時や着地で捻った時など、膝の靭帯を痛めることがあります。内
側の皮膚直下の靭帯を傷めることが多く、アイシングと幅広の包帯で固定します。関
節内側の十字靭帯の損傷では直後に痛みがなく、時間がたって関節内に血が溜まって
腫れてきます。病院で診察を受けましょう。

☆足関節捻挫

 大部分は爪先が内側に入る捻挫で、外くるぶしから斜め前方に走る靭帯を傷めます
アイシング後、包帯やテーピングで固定するのが良い方法です。捻挫を軽視せず
こうした手当てで関節が不安定になるのを防止します。

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