ケガ・スポーツ障害の予防と手当て

ケガ・スポーツ障害の手当て

C具合が悪くなったときの応急処置

☆どんなことを考えるか

 年齢が低いほど身体症状を性格に表現できていない可能性があります。本人の訴え
に加えて、客観的な所見から判断することが求められます。
この時に次の1〜3の留意点があげられます。
1.重大な事態を見逃さない
2.適切で解りやすい対応をとる
3.再発防止を検討する
 こまめに様子を見ることも必要ですが、状態が悪化している兆候があれば、早めに
医療機関に連携をとります。

☆バイタルサインの把握

 バイタルサインとは、生命に関わる諸機能の指標のことです。これらに問題がなけ
れば、とりあえず緊急事態ではないと判断することが可能です。バイタルサインとは
呼吸・脈拍・血圧・循環・出血・体温・尿があげられますが、外傷・骨折・靭帯損傷
・打撲・内臓損傷の有無など、必要があれば全身くまなく観察することも大切です。

☆脱水症・循環不全・低血糖

 これらは体調不良時や食事を欠いたときに起こりやすく、スポーツ活動を続ける状
態ではありません。しかし、水分補給エネルギー補給を適切に行っていれば防止す
ることもでき、回復もします。

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