ケガ・スポーツ障害の予防と手当て

ケガ・スポーツ障害の予防

@運動前に気をつけるポイント

コンディションの点検

 まず身体の全般的な体調が良好かどうか、どのような点が良好でないかを見極める
ことが必要です。体調不良は思わぬケガや事故を引き起こすことがあります。熱があ
る、頭が重いなどの症状は無理に運動すると悪化するだけでなく、集中力不足から大
きなケガを引き起こす危険があります。                    

筋・腱・靭帯など運動器のコンディションも運動前に各自で点検します。前回まで
の練習や試合による疲労や損傷の回復具合の点検が必要です。筋に疲労が残っていな
いかどうかは、痛み・張りやストレッチでの伸びの様子で判断します。捻挫や靭帯損
傷の回復具合は、その関節に軽い負荷をかけてみて痛みや不安感がでないかどうかで
判断します。不安があるようようでしたら止める勇気が必要です。また、テーピング
で補強したり不安のない動作だけに留めるなど運動内容の修正が必要です。    

これらの運動器の点検は本人の感覚で判断しますが、我々保護者やコーチも身体の動
きを見たり声かけを聞いて判断してあげましょう。 

グランドや用具のチェック  

グランドの表面に問題がないかを点検します。雨の影響でぬかるんでいたり、でこぼ
こがあったりするのを注意し、平らにならしたりするのも捻挫や靭帯損傷を防止するた
めに必要なことです。また、スパイクやボールなども各自で点検できるよう指導しなけ
ればいけません。

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