ケガ・スポーツ障害の予防と手当て

ケガ・スポーツ障害の予防

B運動後に気をつけるポイント

☆クーリングダウンをする

 運動の後は、まずはきっちりとしたクーリングダウンを行うことが重要です。一般
にジョギングのように低い運動強度の有酸素運動によって、それまでの運動で多用し
た部位の血流を促し、その後ストレッチングをしてケアを行う、と言うのが通常。
 運動強度の高い状態で急に中止すると、疲労した部位の筋への血流が減少し疲労が
とれにくくなります。
 血流を促す強度の低い運動で疲労の軽減をはかるのがクーリングダウンです。

☆運動後のストレッチング

 運動後のストレッチングは疲労した部位の疲労の程度を確認し、筋のこわばりを軽
くすること
が期待されます。特定な部位や特定の動きを意識した内容のトレーニング
の後では、疲労の程度を十分に把握して次のトレーニングを考える必要があります。

☆新たに発生したケガの点検

 運動後には疲労や新たに発生した小さな急性外傷に関する点検が必要です。また、
疲労がどれくらい続くかも問題で、必要に応じて運動量を減らすべきでしょう。

☆運動後のケア

 新たに発生した小さな急性外傷に関しては、十分なケア(アイシング圧迫・固定
など)を行い、医療機関での診察が必要かどうか判断します。足関節の捻挫のように
わりとありふれた外傷の場合、軽視して応急処置を十分行わなかったり、安静や運動
休止をとらないことが回復を遅らせ治癒を不十分にさせてしまう原因となります。

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