ケガ・スポーツ障害の予防と手当て
ケガ・スポーツ障害の予防
Cウォーミングアップとストレッチ |
☆ウォーミングアップの意義 |
ウォーミングアップは、主運動の前に運動で使う部位を含めて全身的に血流の循環 を促し体温を高め、運動しやすい状態に準備することです。筋・腱や靭帯、関節の温 度が適度に上昇することで、動きが円滑になり、ケガが起こりにくくなると考えられ ています。特に春先は外気温が低く、筋の温度が低いまま運動をすると肉離れのよう なケガをする危険が高くなります。 全身や運動に使う部位の温度を高めるわけなので、外気温に応じてウィンドブレー カーなどの防寒機能の高いウェアを着込むことも効果的です。 |
☆ストレッチングの方法 |
ストレッチングの方法は、運動に直接関与する筋・腱に引き伸ばす刺激を与えて運 動の準備状態を作ることです。ストレッチングの方法には@ゆっくりと一定の状態で 伸ばす静的なものとA反動をつけて伸ばしていく動的なものがあります。Aの動的な ストレッチングはウォーミングアップ後の運動状態を導くのに使われることが多く、 筋・腱に刺激を与えることが目的となりますが、@の静的なストレッチングは疲労し た筋や損傷後のリハビリ中の筋のように強い刺激を与えすぎない方がよい場合に使い ます。 ストレッチングを仲間同士でする場合、軽い反動を加えて補助するのは構いません が、強い反動を加えるとケガを予防目的で行うはずのストレッチングで筋損傷を起こ してしまうことがありますので注意が必要です。 |