つぼみのホームページ(お酒の雑学)

アメリカンインディアンとお酒の関係


先ず,インディアンについて…
インディアン(Indian)は,アメリカ先住民(ネイティブ・アメリカン)
の大半を占める主要グループの一般的な呼称。
スペイン語・ポルトガル語ではインディオ(Indio)。
多くの国では,インディアンとインディオの違いは翻訳に過ぎないとみな
されていますが,日本では北米(アメリカ合衆国・カナダ)の諸民族をイ
ンディアン,中南米の諸民族をインディオと呼び分けることが多い。

さて,お酒とアメリカンインディアンの関係…
狩猟・漁労・採集と農業を組み合わせる部族が多く,程度の差はあれ移動
性の生活を送っていて,アルコール飲料を作る技術は持っていなかった。
酒への免疫がなかったインディアンはアルコールの耐性が全くなくすぐ酩酊
したため,白人は物を交換する際,インディアンたちにわざと酒を勧め,交渉
を進めた。たとえば…白人たちが,インディアンから土地を奪うときによく使
った手なのだが…ラム酒を持ってインディアンの村に挨拶に行き,一緒に食
事をして,「飲め飲め」とラム酒をすすめる。インディアンたちはそんな強い
酒を飲んだことがないので,ぐでんぐでんに酔っぱらってしまう。
前後不覚になったところで,土地の譲渡契約書に無理矢理サインをさせて,
さっと引き上げる。翌日になると,インディアンの土地に杭を打ち込んで囲
い込みます。インディアンが抗議に来ると,契約書を見せ,お前はこの土地
を俺に譲ると署名したんだ!とつっぱねる。合法性をよそおって,先住民か
ら土地を奪うためのツールがラム酒だったのだ。

最後に…上記の信じられないような話の証拠を…
アメリカ合衆国の政治家・外交官・著述家・物理学者・気象学者・印刷業者・
アメリカ独立宣言の起草委員として有名なベンジャミン・フランクリンの言葉
「ラム酒はインディアンを消してしまうために,神が我々にあたえたもうた」

奴隷制度に反対していたフランクリンがインディアンに関してこんな事を言っ
ているなんて信じられませんね!?



ラム酒


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