西尾市は「池」と言って(書いて)いるが…


佐久島の最高峰,秋葉山の頂上(標高,約38m)に西尾市が「池」と言って(書いて)いる施設(下
の写真)がある。右の写真は,左の写真中央よりやや右下,黒い部分を拡大したもの。
広辞苑(第六版)で「池」は「地を掘って人工的に水をためた所。自然の土地のくぼみに水のたまっ
た所。」とあります。確かに,基礎工事で多少は地を掘ってはいるでしょうが…

まぁ,そんなことはさておき…この施設は島民の各戸に上水を配水するための施設。

配水塔 配水塔

 

さて,この水はどこから来ているのでしょうか?

佐久島の水事情を少しまとめてみました…

昭和34年(1959)までは井戸水に頼るしかなく,生活用水の確保に苦労を強いられていた。
昭和35年(1960)送水船による簡易水道事業での給水が開始をされた。
昭和37年(1962)日間賀島・篠島に本土からの海底送水管が布設された。
昭和47年(1972)愛知三島(日間賀島・篠島・佐久島間)水道企業団が設立された。
昭和48年(1973)佐久島への送水管が日間賀島経由で布設された。(3700m)
平成13年(2001)南知多町水道事業に統合された。
平成20年(2008)には町給水区域内の水道料金が統一された。※
平成27年(2015)現在,日間賀島〜佐久島間に1本(口径150mm)が布設されており,安定
した給水が行われている。

※平成13年4月から半島部と離島部(篠島・日間賀島・佐久島)の水道事業を統合し,事業の効率化を図り,健
全経営を維持し,水の安定供給に努めてきました。
半島部との水道料金の格差を是正するため,平成17年4月に離島部超過料金の単価の引き下げをしましたが,
平成20年4月より,さらに値下げをし,半島部料金と同一料金となりました。 南知多町役場HPより

*余談:空気弁がこの施設からやや下がった所にもありました。

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