日記(2004.12)



12/1(水) わ〜い! やりました〜(^^) えっとですねぇ、昨日の時点である本屋さんが出版社である幻冬舎さんに問い合わせてくれるってお話になっていたんです。そ、星星峡ですよ! で! 今日、幻冬舎さんから電話が掛かってきました。夕方頃です。も、びっくり。本屋さんから連絡が入るってことだったのですが、幻冬舎さんが直接かけてくれるってお話になったみたい。経緯を知ったのは21時頃、本屋さんから掛かってきた電話でした。
 「幻冬舎の○○さんがKUMAさんへ電話を…」「あ、いただきました。ありがとうございます」「ゑ? ○○さんから、もう…(以下略)」
 ってな具合。あとは振り込み用紙が送られてくるのを待つのみですじゃ(^^) で、転んでもただでは起きないKUMAです。転んでなくてもただでは飛ばない(何のこっちゃ) 聞きましたよ(にやり) 名古屋で星星峡を置いている本屋さんをね!(ぱんぱかぱ〜ん)

 テルミナの三省堂、近鉄の星野書店、栄の丸善、高島屋の紀伊国屋パルコブックセンターだそうです。φ(。。)oo0(これは重要だわ)

 名古屋近郊で星星峡を捜索してる方、参考になりました?(いるのか?(^^;) これらの書店さんなら必ず見付かるという訳ではないでしょう。が、しかし、ですよ。私の様に、郊外の書店を幾らぐるぐるぐるぐるぐる巡っても、全く無駄である・意味がないと云うことが分かるでしょう(爆) ってことで、もうゲットしたみたいな物だわ(^^) yuriさん、待っててね〜 (待つ?)

 を、何か今日の日記は好調だ。短くなる様に、(前後考えず)要点だけを書いたハズなのに、既に三日分くらいの分量が(^^;

 天童荒太『孤独の歌声』(新潮文庫)を読了です。これもすごい! 天童荒太、相当気に入ってしまいました。まだ2作しか読んでいませんが、良い意味で一筋縄ではいきませんね。それは読者を騙そうとか話をややこしくしようとか、そういうことではないんです。(ちょっと違うけど)濃密って云うのかな。まだ作風をどうのとかは云えませんが、心を描くことのできる作家さん、と云う印象です。

 岡嶋二人『チョコレートゲーム』(講談社文庫)を読了です。これも面白い(笑) 岡嶋二人作品の中でもトップ3に入るかどうか、ってくらい面白いです(微妙な表現だ(^^;) 非行? イジメ? チョコレートゲームとは? そんな謎も重要ですが、伏線の張り方が素晴らしすぎます。答えは最初から目の前にあったんだ、そう思わせる。それは父親の視点で描かれていることと無関係ではないでしょう。



12/2(木) 日記を整理すると、月が変わったなぁ、と思います。もう師走ですよ。早いにゃ(^^;

 え〜。ってことで、日記を書いておきながら、アップするのを忘れてました(^^; 何とまぁ。

 岡嶋二人『なんでも屋大蔵でございます』(講談社文庫)を読了です。なんでも屋の大蔵さんが遭遇した事件を軽いタッチで描いた作品。世界はあまり好みでないのですが、楽しい雰囲気は好きです。にしても、雰囲気ががらりと変わるあたりが岡嶋作品を読む面白さ、でしょうか。

 オール読物の12月号をゲットしました!(^^) わ〜い。まだ、開いてもいませんが、週末にのんびり堪能する予定です。試験勉強の合間にね でも、1作品を読むためだけに、1冊の雑誌を購入する私も、結構すごいと思ふ(色んな意味で)



12/3(金) とんでもない仕事がまいこんできちゃいました。今から、今年中に開発しろとか云う、無茶苦茶なお仕事です。無理だって!(怒) ってことを口に出していたら、課長になだめられました(^^; ま、課長としては私にクギをさす意味もあったのかな。何はともあれ、え〜っと、正月休みが無くなるかもしんないの〜(><) そうでなくても、年内は毎日夜中&休日出勤かな(とほほ) え〜い、こうなりゃ残業もじゃんじゃん付けてやるぅ!

 ってことで、打ち拉がれてます。。。

 あ、そうそう。ってことで、年内はパソコンを作るのを諦めました(しくしくしくしく) そんな時間、ないもん(くっすん)



12/4(土) 岡嶋二人『珊瑚色ラプソディ』(講談社文庫)と『殺人者志願』(講談社文庫)を読了です。
 『珊瑚色ラプソディ』はサスペンス色の強いお話。シドニーから結婚のために日本へ帰ってきたら、婚約者が盲腸で入院。しかも、その時、男性と二人だったらしい。婚約者は記憶が定かでない。調べずにはいられない状況です。そして孤島。閉鎖的な雰囲気が良いですね。
 『殺人者志願』は天藤真を思わせる雰囲気の作品。借金返済のため、人殺しを引き受けてしまったカップル。この二人が、とにかく憎めないキャラクタなのです。二人のやりとり、特に会話が素晴らしい。それでも進む計画と、予期せぬトラブル。…トラブルは予期せぬものか(^^; で、不思議もあって、テンポも良くて、とっても楽しい世界です。

 幻冬舎さまから振替用紙が届きました。ほんと、感謝感謝でございます。あとは、これで振り込んで、じ〜〜〜っと待ってればyuriさんが届くのね わくわく(^^) …って、週末ジャン(><) 届くのは来週待つかしらん。。。

 明日は試験です。序でに小説推理を探してくるつもり。見付かると良いなぁ…。

 何やら外は台風のようです(^^; う〜ん、今年の天気って一体。



12/5(日) 試験を受けてきました。くっ、体力的に辛い(^^; 睡眠時間が欲しいよぅ。

 で、その後、友人たちと集まって、マナハウスへ行ってきました。え〜っと、初めていきましたが、何って云うか、こ〜、狭い(^^; 窮屈な感じがしますね。品揃えは…ぼちぼち、かな。個人的には目の前にある丸善の方が好きです。古い本屋さんって感じがして、なんとなく、ね。



12/6(月) 島田荘司『ポルシェ911の誘惑』(講談社文庫)を読了です。題名から推測して、911の話ばかりかと思ったら、意外とそうでもありません。車社会全般、文化に関して、比較的広くとりあげてありました。しかし、やっぱりどこか攻撃的な印象ですね(^^;

 昨日のことですが、森博嗣『工学部・水柿助教授の日常』(幻冬舎文庫)を購入しました。が、小説推理はなかったんですよね…(涙) ってことで、sa-kiさんが教えて下さったとおり、通販を(^^; 星星峡もお金を振り込みました。待ち。



12/7(火) 森博嗣『工学部・水柿助教授の日常』(幻冬舎文庫)を読了です。著者自身のことを書いた作品だったのですね。それを第三者的に書いているところが面白い。作中、ポンツーンが出てきます。誰も見たことのない幻の雑誌…にゃははは(^^;oo0(なつかしひ) ん? ってことはもしかして、この作品がポンツーンに掲載されていたのかしらん?(謎)

 お仕事、忙しかったのに、もしかしたら仕事自体が消滅するかも(^^;;; え〜い、はっきりしやがれ! やるならやる、やらないならやらない! やるんだったら、私は土日なしで働かなきゃだめなんだから(怒) …と、ま、訳の分からん事態になってます。も、知〜っらないっと。仕事ないなら、年明けの漢字検定受けようかな…。ま、もう少し様子を見よう(慎重)



12/8(水) 色々話題がある、とっても珍しい日(笑) 別に変わったことがあったとか、そういう訳ではないのですが、本の関係が色々と。あ、そうそう。とりあえず、仕事はやるそうです。ふぅ…稼いでやる(炎)

 桐野夏生『柔らかな頬』(文春文庫)を購入です。直木賞を受賞した作品ですよね。作風がハードボイルドの桐野氏、私はそれほど好んで読むこともないのですが、この辺は興味津々。ついつい、期待しちゃうんですよね(^^;

 で、来月の新刊情報〜。購入予定は未定リスト〜(^^)

 角川文庫(25日)  赤川次郎
 西村京太郎
  『明日なき十代』
  『伊豆下賀茂で死んだ女』
 講談社文庫(14日)  笠井潔
 福井晴敏

 松尾由美
  『ヴァンパイヤー戦争7 蜜族トゥトゥインガの逆襲』
  『終戦のローレライ(1)』
  『終戦のローレライ(2)』
  『ピピネラ』
 光文社文庫(12日)  若竹七海
 飛鳥部勝則
  『大道寺圭の事件簿 死んでも治らない』
  『冬のスフィンクス』
 集英社文庫(20日)  西澤保彦
 北森鴻
  『異邦人 fusion』
  『孔雀狂想曲』
 祥伝社文庫(11日)  柄刀一
 太田忠司
  『幽霊船が消えるまで』
  『さよならの殺人 1980』
 新潮文庫(28日)  黒川博行
 西村京太郎
 有栖川有栖
 白川道
 柴田よしき
 乃南アサ
  『左手首』
  『松山・道後十七文字の殺人』
  『作家の犯行現場』
  『星が降る』
  『残響』
  『女刑事 音道貴子 未練』
 創元推理文庫(下旬)  芦原すなお
 黒川博行
  『月夜の晩に火事がいて』
  『アニーの冷たい朝』

 …多いぞ〜! 一番目を引くのが福井晴敏の代表作、『終戦のローレライ』です。が、これって…2冊で完結しないのでは(^^; 何よ? 月をまたぐって云うの? お預け状態か?(涙) 久々登場の飛鳥部勝則氏にも注目。集英社文庫からは美味しそうなお二人が(じゅるるる) そして、新潮文庫! どうしてしまったんでしょう(笑) 凄いですよ。一番の期待は、勿論アリス いや〜、それにしても多いなぁ…(積読が減らなひ)

 で、えっと、あとは…そうそ。小説推理が届きました〜(^^) 書店で見付からず、結局通販。sa-kiさん、教えてくれて、ホントにありがと〜(^^) あとは星星峡が届けば完璧ね♪ いや…読む時間も欲しいな(^^;



12/9(木) 帰宅が遅くなっても新刊本を買うのは忘れない。これってビョーキ?(笑)

 井上夢人『クリスマスの4人』(光文社文庫)と、柴田よしき『猫は密室でジャンプする』(光文社文庫)を購入です。これでオッケィ。…と、思ったら、またしてもこのミスを探すの忘れてました(^^;;; このまま忘れてると危険だ(−−)

 桐野夏生『柔らかな頬(上)』(文春文庫)を読了です。なけなしの時間を、極限まで割り当てて読んでます(大袈裟) で、なかなか読者を惹きつける力の強い作品ですね。特に時の流れが自然な感じで良い感じ。どんな結末が用意されているのでしょうか。



12/10(金) いやはや。昨日の日記、日付が一昨日でした。あんれま(^^; ま、世の中色々ありますって(開き直り)

 そう、先々日のことですが、岡嶋二人『コンピュータの熱い罠』(講談社文庫)を読了してました(ぉぃ) 日記に書くのをすっかり忘れてました(^^;;; 感想書いていて気付いたんですけどね。その感想も、読んだ順番通りでなく、結構虫食いなのでまったくアップしてません。読むペースよりは書くペースの方が速いのですが、それでもまだちょっと…。試験があったりして、ずっと書かなかったせいですね。(言い訳だぁ〜)

 桐野夏生『柔らかな頬(下)』(文春文庫)を読了です。これはナカナカ良い作品ですね。全体的なバランスがよい。じゃっかん、分かりにくい箇所もありますが、直木賞受賞に相応しい作品だと思います。終わり方も結構好み。最後の一章がない方が、もっと好きなのですが、それだと流石に中途半端だし…。ま、こんなとこかな、って感じでした。
 病人の心や心情を、とても頑張って表現しています。部分的には正しいし、著者の理解が甘い点も結構目に付く。しかし、どこか説得力があります。何でかな?

 このミスを購入〜。まだ全然見てませんが、今年の一位はやっぱりこれなのね。文庫になるのは何時の日か…。



12/11(土) 定時で帰宅すると、一日が長いですねぇ(^^) ちょっとゆとりがあるわ。何しようかな(逆にとまどってしまったり(^^;)

 井上夢人『クリスマスの4人』(光文社文庫)を読了です。まぁ、らしい作品と云えるのではないでしょうか。最初から、とにかく読者を世界の中へ引きずり込む。その力の強さにびっくりです。ふと気付いたら、50ページや100ページ、読み終わっているんです。時間も全然経ってないんですよ。すごいなぁ。

 私は自宅も会社も、WindowsXPを使ってます。が、最近自宅のPCが遅くて遅くて遅くて(イライライライラ…) で、「え〜い、なんとかならんのかぁ」って思い、ちょっと試したら激烈に速くなりました! なんだ、無駄なことにパフォーマンスを取られていたのね(^^; で、その方法。デスクトップのマイコンピュータを右クリックしてプロパティ。え? デスクトップが空っぽ? …XPの標準はそうでしたね。え〜っと、コントロールパネルとかからも行けますよ。システムのプロパティってとこに辿り着いて下さい。ヘルプからでも行けるでしょう。その詳細設定タブをクリックして、パフォーマンス設定をクリック。この画面の視覚効果をカスタムパフォーマンスを優先するにするのです。私の場合、カスタムにして半透明の選択ツールを…云々ってとこのチェックをハズしたら、完全にストレスがなくなりました。ついでにメニューをフェードまたはスライドしてして表示ってとこもオフに。もう、同じマシンとは思えないくらい速いです! 半透明処理って大変なんですよね。設定で消せたんだぁ…って事に気付いてホクホクです(^o^)y

 速いってのは良いことです。某アニメの主人公のライバルは、通常の3倍で移動したそうです。が、何でそんなことがおこりうるの? って思ったことありませんか? 私は無いです(笑) アニメじゃん! って。
 それよりも気になったのがビームサーベル。何で鍔迫り合いが出来るの? ビームって事は粒子の束が移動している訳ですよね? CRT(テレビのブラウン管)を構成する電子ビームと同じな訳です。 だったらすり抜けちゃうジャン!
 世の中不思議なものです。答えを見付けてしまいました(笑) ココなのですが、3倍は【No159】、鍔迫り合いは【No214】です。他にも感心したり、何の話か訳が分からなかったり、笑ったり、呆れたり、などなど。結構楽しめましたが…こうして休日出勤のお昼休みが過ぎていったとらしいです(笑)



12/12(日) 小説推理1月号に掲載されていた、光原百合「1-1=1」を読了です。人気作家競作! モンキー・パンチの名作『ルパン三世』の世界に挑戦、って企画です。よっ、人気作家
 で、懐かしいですね〜(^^) こんなお話、ありましたよ! 観た記憶あります。最初に錠太郎の名前が出て来てもさっぱり思い出せなかったのですが、話が進むに連れて一気によみがえり(どろん) でも、「これってやっぱネタバレでは?(^^;」と、同時に思ったりもして(笑) それが頭の片隅にひかかってましたが、必然だったのですね。こう巧く見せられると、ま、仕方ないか、って気分になります。
 他の人の作品を別の作家さんがカバーするのって、実はそんなに好きではありません。本に限らないことなんですけど。やっぱり、オリジナル作品が読みたいです。そうは思っているのですが、読み出すとこれが結構はまる(^^; 何故でしょね? カバーする人の原作に対する思い入れとかが、作品に染みこむのでしょうか。(きっと)
 この作品で一番お気に入りだったのは『きゃああああー。ほんものー』です。雰囲気が世界にマッチしていて、とっても良いですね(^^) 三つ星あげちゃいましょう (星?)

 私はIEの愛好家。ず〜〜〜っとを使ってきました。が、つい先日、課長に勧められたSleipnirなるブラウザをインストールして使ってみたのです。使いにくいし、雰囲気的にちょっとイマイチな面もあるのですが、タブ表示って便利ですねぇ。その切り替えをマウス動作に割り当てられるのがサイコ〜。しばらく使ってみよっと。

 柴田よしき『猫は密室でジャンプする』(光文社文庫)を読了です。正太郎シリーズの短編集。このシリーズを始めて知ったのは、密室大百科に収録されていた作品を読んだから。以来、お気に入りです。で、そのきっかけとなった作品も、本書に収録されてます。何かなつかしかい(^^) 調べてみると、もう一年以上前に読んだんですよ。時の流れ、滝の如し…(−−)



12/13(月) わ〜い(^^) 遂に届きましたっ、星星峡! ばんざ〜い\(^o^)/ とっても綺麗な表紙。どきどき。あ、載ってる載ってる(^^)

 ってことで、早速、星星峡掲載作品、光原百合「オー・シャンゼリゼ」を読了です。るん♪ 約1年前に出た星星峡に掲載された「不思議な写真」と同じシリーズです。も、サイコ〜 とにかく、出だしからステキ過ぎますですよ。3行目。この一文で恋の予感がひしひしと(^^) 「あの人」とか「あのこと」とか、思わせぶりな表現がドキドキ感を増幅。そして漸くシリーズメンバが登場です。ここでまた重要なポイント。「したいんやー」って云う方言。切り替わりを巧く読者に伝えてくれてます。榊先輩の「そのう…」で始まる台詞も人柄が現れてて良い感じ。爆笑だったのは颯月がで行った後のシーン。これは全くの予想外でしたわ(^^;うかつ
 収束もスマートで、も、素晴らしすぎますわ。絶対気付いてますよね! と、思いたいのが読者です。そこを読者に委ねるがニクイ(^^)

 ステキな作品に出逢えると…も、何と云って良いのか…幸せですぅ(ぽよぽよ)

 蛇足。ハテナが一つ沸いて5秒くらいで消えました。「三十分と…」と云う文章。「口癖」に掛かっていると思って、何のこっちゃと混乱しました。あははは〜(笑ってごまかせ) 私は国語が苦手じゃ(言い訳は得意じゃ(殴))

 疑問。目次によるとですねぇ、連載短編1って書いてあるんですよ。これ、と〜っても気になります。先ず、これって、シリーズ2作目では??? もしかして、今月から毎月連載ってことなのですか? だったら、大急ぎで年間購読を申し込むんですけど…yuriさ〜ん、教えて下さい〜(^^; そうだと嬉しいなぁ…。でも、sa-kiさんちの掲示板を見るとそんなこともなさそうだし(^^;;; どういうことなんでしょう?(┰_┰)



12/14(火) 大阪圭吉『銀座幽霊』(創元推理文庫)を読了です。時代を感じます。しかし、つまらないかというと、そうではありません。或る意味で、新鮮さすら感じます。現代の作品に比べ、とにかくストレートでスマート。本格ミステリィって、こういうスタイルが基本なのでしょうね。

 散々忙しかったのはどこへやら。え〜っと、納期が延びました(ぉぃぉぃぉぃ) 今更云うか…って感じですが、ま、いっか。楽になったわ(笑)

 某ディスカウントショップで連続して火事があった様です。いろいろと云われていますけど、怪我人だけでも問題なのに、死者が出てしまったというのはとにかく悲しい。やれ放火だの、やれ防火体制に問題があった、などなど。巷は騒いでいますし、私も或る意味それに便乗している訳なのかも知れませんが、云いたいことはただ一つ。平穏であって欲しい。ただそれだけです。死者が出たって云うことがショックでした。

 平穏とはまたちょっと離れたお話ですが、また震度5強の地震があったんですね。何か最近あちこちで震度5て云う数値を聞くんですけど(^^; で、不思議な話ですが、私の住んでる地域ではさっぱり地震がありません。…良いのでしょうか。嵐の前の静けさ、とか云わないでね(びくびく)



12/15(水) 今時の若い者、と云う言葉を口に出したら年寄りの証拠でしょうか。しかもこの言葉、ある一定範囲の世代全てがそうである、みたいなニュアンスさえ持っています。あまり使うべきじゃないですね。

 ということで、今時の若い者って凄いです(云った直後に使ってんじゃん!) 何がって、犯罪の規模が(^^; お年寄りを騙したり、泥棒したり。そこで得た金額がウン千万円とか一億円ってオーダだから、も、びっくし。しかも、それを使い切ってしまうって、をいをい(^^; 汗水垂らして一日働いても1万円程度。借りに365日働いたとしても、1年でたったの365万円。10年働いても3650万円。1億円には30年かかります。ひえぇぇぇぇぇ。それをあっさり使っちゃえるんですよ。羨ましいなぁ…(ぉぃ)
 数年前、某所で若者による5000万円の恐喝事件があり、世間を驚かせましたが…今となっては色褪せて見えますね(^^; 日本最大の犯罪(かどうかは知りませんが)、3億円事件の金額なんて、最早驚くに値しません。物価が違うんですけどね。
 とっても興味深いのが、犯罪を犯したという意識が希薄ということ。ま、Yahoo!から飛んでニュースを読んだだけなので、どこまで正確かは知りませんが、「○○しただけ」「○○だと思った」って供述が出てました。え〜っと…「ごめんなさい」とか泣いてどうこう…って行動にはならんのかね?(^^;
 こんな事件が日常茶飯事に起きると、さぞかしミステリィ作家は大変でしょうね。

 深谷忠記『熱海・黒百合伝説の殺人』(光文社文庫)を読了です。寝台特急に乗った美緒。部屋には黒百合が置かれていた。東京に着いた時、美緒の隣室の客は殺されていて…ってストーリィ。黒百合ってところが、ナカナカです。伝説も興味深い。佐々成政が出てくるのですが、そっちの方を歴史小説として読んでみたい気がします。

 毎月15日は、講談社文庫の新刊発売日〜 ってことで、芦辺拓『怪人対名探偵』(講談社文庫)、笠井潔『ヴァンパイヤー戦争6 秘境アフリカの女王』(講談社文庫)、舞城王太郎『煙か土か食い物』(講談社文庫)、本格ミステリ作家クラブ『紅い悪夢の夏』(講談社文庫)を購入です。…あり? 恩田陸がない(┰_┰)



12/16(木) 台湾に時速60kmのエレベータができたそうです。凄いなぁ…。と、思ったのですが、何が凄いの? 凄いと思うのは、通常のエレベータの速度を知っていなければ無理ですよね。私、知りません(^^;
 考えてみれば、高層ビルとか、高級ホテルのエレベータってのは、どれも驚くほど速い。名古屋だったら、tツインタワー(ホテルアソシア)のエレベータは抜群に速いです。あれって時速どれくらいなのかなぁ。可成り速いのですが、乗っていて気持ち悪くなることもないんです。やっぱりお金があれば技術を導入できるのね。

 笠井潔『ヴァンパイヤー戦争6』(講談社文庫)を読了です。日本を脱出した二人は再びフランスへ。そして別行動。やっぱりね(^^; キキがいると、ストーリィ的に難しそうですし。今回も危機一髪ってシーンが。でもやっぱり緊張感がないかも(雰囲気に慣れた)

 一週間がそろそろ終わります。え〜っと、週末の出勤はどうしようかしら(^^; とりあえず土曜日は出勤して、で、日曜日は様子を見て(危険危険!) でも、そのくらいで休まないと、年賀状を書く時間がないです〜(><)



12/17(金) 帰ってきて、お風呂入って、餌食べて…気付いたら日付が(涙) うにゃぁ。

 年賀状、今年は1/2も配達されるそうですね。そりゃ偉い。ま、当たり前といえば当たり前なのかも知れませんが、それを当たり前にやることは大変です。例えば、そう。年賀状を早く書いて出すのは当たり前です。が、えぇ、ワタクシ、一枚も書いておりません(^^; 誰に出すかも決めてないよぅ。冷や汗。



12/18(土) 今日はお仕事でしたが、明日は遂にお休み わ〜いわ〜い(^^) 頑張って年賀状書くぞ〜! でも、休日が来ると戸惑いますね(^^; 何したら良いんだろう…って、読書か。頑張らねば。あとHPの更新も。いやいや、部屋の片付けが先では? 部屋を片付けるって云うことは、その前に本を整理しないと。本を整理するって事は体力が要るからないと! ってことで、すやすや(−−)zzz

 舞城王太郎『煙か土か食い物』(講談社文庫)を読了です。とっても若い、新しい文章ですね。これが受け入れられるのか、とても難しいところだったのではないでしょうか? 無名の状態だと余計にね。それを引っ張り上げたメフィスト賞はやっぱり偉い(^^) 文全体が細々した感じで改行が少なくて、話口調が現代人的(笑)。さらに、「?」の後にスペースがない、とか、いろいろと変わってます。でも、決して嫌いじゃない。読んでいけばすぐ慣れます。そして筆力は相当のものですね。題名も素晴らしい! 正直、感動しました。二郎と父親の壮絶な闘いのシーン、息苦しくなる程、その世界に入り込んでいました。ちょっと非現実的(?)と云えなくもないくらい過激なのですが、読んでいる瞬間はその現実感に圧迫されます。かと云って、作品全体が重い訳ではない。それどころか、軽快でテンポは良い。主人公の台詞がリズムを付けています。心の台詞が特にね。



12/19(日) 本格ミステリ作家クラブ編の『紅い悪夢の夏』(講談社文庫)を読了です。本格作品だけでまとめられている美味しい本です(^^) ただ、既読作品もちらほらと(^^; ま、いっけどね。シリーズ作品が多いのがちょっと意外でした。 本格ミステリィ初心者にも結構お勧めの一冊、ってとこでしょうね。

 深谷忠記『函館・芙蓉伝説の殺人』『弥彦・出雲崎殺人ライン』(光文社文庫)を読了です。どちらも壮と美緒シリーズの作品。しかもダイイングメッセージを扱ったものです。『函館・芙蓉伝説の殺人』は、お花のエピソードが面白い。忘れな草とか白百合なんかが特に良いですね。『弥彦・出雲崎殺人ライン』は、このシリーズのお約束、婚前旅行崩壊の王道です。

 年末ですねぇ。ってことで、早速使われました(^^; いやぁん。折角2週間振りのお休み、しかも家でのんびりとなると何時以来か分からないくらい久しぶりだったって云うのに(しくしく)
 な〜んてね(笑) そんな大袈裟な物ではありません。大袈裟に云ってみただけ(ぉぃ) 家の蛍光灯を変えたのです。せっせ。脚立を持ってきて、カバーをガコッとはずす。取り外す。取り付ける。店頭確認。おっけぃ。カバーをはめる。ガコッ。はい、次つぎ〜♪ ってなもんです。以前はカバーをはめるのに四苦八苦。今ではコツを掴んだので一瞬です。が、常に天井を見上げるため肩首がこるのなんの(^^; しかもオチまで…。

 今年初めて交換する蛍光灯、カバーの開け方が分からんがや! 引いてみる。ぐい。ぐいぐい。あかん、このまま力を入れると元から外れる(=蛍光灯か壁が壊れる) サイドに開くのかな? ぐいぐい。あかん、びくともせぇへん(−−メ) 樹脂で出来てるから力尽くでやれば割れて開くだろうけれど、元に戻らないしぃ(当たり前) 後ろに出っ張りがあるな…押してみる。ぐいぐい。…ウンともスンとも。このっ…。叩いてみる。コンコン。効果なし。父と二人で悩む。う〜ん…勿論あかない(笑) キッチンに付いてる蛍光灯なので、手は油でギトギト。母よ…掃除を(^^; う〜ん、う〜ん…とやっていたら、遂に父が外し方を発見。下に引っ張ればあっさりと(あんれま) 分かってみれば簡単なことですが、分からんときは分からんのよ〜(><) せめて外れる部分に下向きの矢印を書くとか、なんかしておいてよ!(八つ当たり)
 で、オチはここから(前置き長いって) ふたが開いてみたら…「う?」。中に何かある…。何とビニルに包まれた電源ケーブルが。はい?(^^; どうやら昨年、父が取り付けた時からず〜〜〜っとそこにあったらしいのです。電源ケーブルは元から使っていたのを流用したのかな? その辺は良く分かりませんが、蛍光灯の熱にやられてビニルはボロボロ。これが白熱電球だったら火事ですわ(^^;;;

 年賀状、書きました〜! 次の休みが一体何時なのか。天皇誕生日は休めるのか、さっぱり不透明だったので気合いの一日(ふんっ)←鼻息? やりゃ〜出来るじゃ〜ん、と思ったものです。いやはや。



12/20(月) 朝、警察官が交差点にちらほら。何事…? と思ったら、0の日ですね。朝早くからご苦労様です(ぺこっ) で、つまり、今年もあと10日程ってことですね(^^; 早いよぅ。振り返れば今年も色々ありました。例えば…え〜っと…何があったっけ(・・?
 う〜んっと、100イメを開催して、結構大変だったけど、沢山の方のご協力があって大成功 ってことは、そもそも、むつぞーさんや涅鼓さん(さん付け?)と仲良しになったのも今年。大好きなレピシエが無くなったのも今年(┰_┰) ほんと、いろいろありました。しかし、まだ野望は継続中だったりするのです(めらめら)

 昨日一日休みだったので、朝はのんびり10時過ぎまで寝てました。その甲斐あってか、今日はとっても体調がよい(^^) 身体が重くないですわ(笑) 普段は、こ〜、ずしっと、ね(^^; ってことで、ブランデ片手に読書としゃれこもう



12/21(火) 深谷忠記『尾道・鳥取殺人ライン』(光文社文庫)を読了です。壮と美緒シリーズ、事件を運んでくるのは美緒の役目。美緒が友人と出かけたことが事の起こりでした。ところで、美緒が刑事の対応に腹を立てるシーンがあります。分からないでもないですが、それより前に、警察の仕事に口だし顔出し、色々している訳ですから、大きな態度を取ってはいけないよ〜。と思ったのは私だけ? 壮は美緒の行動をどう感じていたのでしょうか。

 年内に納入するはずだった仕事が年明けに。最初は二つとも「年内に!」って云っていたのはどこへやら。これで今年は楽になりました(^^) 本が読めるわ でも来年大変になっただけなのか?(わはははは←鬼)

 朝起きるのがどんどんどんどん辛くなってます。家を出る時間も比例してどんどんどんどん遅くなってます。で、今日、会社まであと少しって交差点から車が動かない(^^; を〜い、早く動いてよ〜(焦) 以前だったら20分くらい早く家を出ていたので、凄まじい渋滞があっても平気でしたが、今はヤバイ(><) 結局なんとか間に合ったのですが、キケンキケン! 早起きしないとね〜。でも早く寝るのはいやなの4。
 因みに、渋滞の原因は数キロ離れた地点で起きた事故だったそうです。ふぅ。



12/22(水) 深谷忠記『指宿・桜島殺人ライン』(光文社文庫)を読了です。美緒の友人の叔母は事件に関係しているのか。取材のため鹿児島に向かった壮と美緒。そして勝部長刑事も事件の捜査で鹿児島へ。彼らが出会う時、事件は解決への道を歩み始めます。
 ってことで、またしても壮と美緒シリーズ作品。桜島って、随分と大きな噴火を起こしていないんですね。友人が九州の大学へ通っていた頃にも、火山灰が結構積もったそうですが、それくらいは普通らしい。スーパーには灰を捨てる袋が売っていると聞きましたし(^^;

 明日はお休み。出勤する気でいたので、え〜っと…どうしましょ(^^; ま、一日のんびりしよっかな。ぽけぽけ〜。読書して、HP整理して、身の周りも整理して、んでもって夕飯作って、ワインでも飲んで、くっぴぃ〜、と寝る。むふっ

 珍しく、ちょっぴり寒い日です。でもこれが普通か、それでも平年より気温が高かったりするんですよねぇ。風邪かないのは良いんですけれど。



12/23(木) お休みって事で、作りました、夕飯。こんな感じです↓


 中央のサツマイモだけは母作。メニュー的に浮いちゃってますよ(^^; それにしても疲れました。時間もめちゃかかるし。親孝行&料理の大変さを感じたと云うことで、良し。(かな?)

 11月28日に受けた日本常識力検定の2級、合格しました〜(^^) わ〜い。と思ったら、評価が凄い(^^; 「すれすれですが合格されました。」 えっと…(−−) 回答も付いていたので見直すと、はいはい、沢山違っております(笑) こんなんで合格して良いのかしらん? 結構多いのが「正しいもを選ぶ」のと「間違っているものを選ぶ」のミス。体調激悪だったしなぁ。ま、受かったから良し。

 深谷忠記『伊良湖・犬山殺人ライン』(光文社文庫)を読了です。愛知県でのシーンが沢山あっておもしろい。やっぱり知ったところが出てくると気分的にも違います。一卵性双生児の二人が出てくるのですが、こりゃ、も、アリバイか? と先入観バリバリ(^^; 最後に「ぎゃふん」と云わされました。やられた…。



12/24(金) めり〜くりすます! ってことで、キリストさん、お誕生日おめでとうございますです。私には奇跡も何にも降ってきませんでしたが、来年の仕事が降ってきました(^^;
 ま、仕事があるって云うのは良いことね。お客さんから「○○さんとKUMAさんをアサインしておいて下さい」ってTELがあったらしいので、数ヶ月食べていける程度の仕事はもらえることでしょう(^^)oo0(でもちょっとは楽もしたいよぅ(我が儘))
 奇跡降ってきた人も、世界の何処かにいるのかな?

 深谷忠記『札幌・オホーツク逆転の殺人』(光文社文庫)を読了です。またまた壮と美緒シリーズ。誕生日にtommyに貰った深谷忠記作品も、あと一冊となりました。今年読める本も、もう僅か。次は誰の作品を読もうかなぁ。そして、まだ決めてな〜い!(><) 今年の年越し読書は何にしましょ…。(来年、と云うべき?)



12/25(土) 世の中、特に報道って、叙述トリック映像トリックの宝庫ですね。人の目を引きたいのは分かりますが、悪質すぎやしないでしょうか?
 今日のYahooニュースに気になるタイトルが。「相田みつを知らず生徒けなす」とあるのです。ん? と思ってページを開いてみると「<国語教諭>相田みつをの詩知らず、女子生徒けなす」とタイトルが。をい!(^^; 教師が相田みつをさんを知らないのは、一般常識的にどうかと思いますが、そのを覚えている人はとっても少ないでしょう。一つ二つ覚えているのがせいぜいでは? 国語教師とてそれは例外ではないと思います。詳しく見ていくと、まだまだ語弊を生む様な書き方がされているのですけどね(^^; で、他の新聞社のニュースを見ると、これがまた結構違っているのです。
 実際問題として、事件のことは良く分かりません。が、複数の記事を読んだだけでも、とても違いを感じます。○○と云う発言をしたのか、それらしいことを行為で示したのか。それも各社まちまちの表現。読者が正確に真実を読み取ることが必要なのでしょう。新聞やニュースを鵜呑みにしない。もう少し客観的に取り上げてほしいものです(しみじみ)

 と、堅苦しい話はさておき、今日は土曜日。出勤日ですが、さっさと逃亡。本屋へれっつご〜! 発売日に買えなかった(売っていなかった)、藤野千代作品を探しに行きました。が、売っとらんがや!(名古屋弁は怒りを表すのに便利) 疲れた身体にむち打って、別の本屋へ。やれやれ(^^; で、見付けました〜(^^)わ〜い 藤野千代『ルート225』(新潮文庫)を購入です。一応これが今年最後の新刊本購入の予定です。しかし不思議。映画化も決定したこの作品を置いていないって、本屋続ける気がないのかしら?(・・?
 この作品、裏表紙を見てみると…どっかで聞いた様なお話ですね(^^; そう、有名な北村薫氏の名作ですよ。あれも映画化されてましたねぇ。読んでみると雰囲気とか世界とか、全然違う物とは思いますが、この粗筋を読むとそう思えてしまふ…。(これも叙述トリック?)

 深谷忠記『萩・津和野殺人ライン』(光文社文庫)を読了です。壮と美緒シリーズ、二人の関係に進展が! 壮が美緒を両親に紹介するため実家へ。ひえぇぇぇぇ。この婚約者たちって、そんなこともしてなかったのね(^^; 作品全体にまとまりもあり、シリーズとしての面白さもあり、テンポも良いです。が、壮の推理は相変わらず根拠が薄弱。良いところの多い作品だっただけに、余計気になりました。でも、ま、満足。



12/26(日) 藤野千代『ルート225』(新潮文庫)を読了です。やっぱり北村氏の作品とは違います。まず、何と云っても世界が若い。とても生活感のある若さです。雰囲気としてはゲームのRPG風にしてある様で、深刻な感じを受けません。意図的なのでしょうね。二つの世界を繋ぐアイテムはやっぱりあれ。しかし、一つの制約がそこに加わっているのです。それこそがこの作品のポイント。とても重要な役目を最後まで果たしてくれました。しかし…う〜ん(^^;

 お昼寝してしまいました。本を読んでいて…眠い(−−) 座布団二つ並べてうつぶせ(べちょ) …くぅ。で、ふと目覚めたら、身体が動きません(^^; ん〜(><) って頑張ると、手の指先が微かに動く感じ。でも起きあがるなんてとんでもない。いわゆる、金縛りってやつです。今年3回目くらいだと思います。
 別にワタクシ、霊感とか持ち合わせておりません。そ〜ゆ〜の、信じてもおりません。原因は分かってます。疲労(って云うか過労?)。頭では「うごけ〜(><)」と命令しているのに、疲れ切ったからだが「まだ休みたいんだも〜ん♪」と抵抗するのでしょう。頭から指令は送っているのですが、さっぱり身体が反応しない。
 で、また一寝入りしたら動ける…と思ったらまだ動けません(^^; え〜い! ってことで、またまた一寝入りしたら、今度は動けました(ほっ) 何だか身体もすっきり(^^) 疲れがだいぶとれた感じです。う〜ん、これで良いのだろうか(^^;



12/27(月) 鮎川哲也『黒い白鳥』(創元推理文庫)を読了です。名作です。凄いですねぇ。ずっと本格から離れていたせいか、とっても満足度が高いです。これぞ長編本格推理小説って感じ。会社社長が殺されてるところから事件はスタート。その会社は社長のワンマン経営で、組合はストライキ中。殺される原因には事欠かない人物です。殺害の直前、銀行の貸金庫を二度訪れている、事件があったと思われる頃に別の場所で目撃者が、などなど、ちょっと気になることはありますが、捜査は膠着状態。煮詰まってきたところで鬼貫警部が遊軍助っ人として登場です。ここで、先ず、貸金庫を訪れた可能性が幾つも考えられることを論じるのですが、なるほど〜、と感心。その辺りから、作品の雰囲気が変わってきます。そこまではどちらかと云えばサスペンスっぽい感じ。それが推理小説・探偵小説って云う感じに一変。例によって慎重に、且つ地道に捜査を進める鬼貫警部。そこで一つの可能性に気付くのですが、それがまた素晴らしい。作品全体をの纏まりを生む展開。執筆に至るまでの準備が、とてもしっかりしていたことが分かります。だってこの作品、雑誌に掲載された連載小説だったんですもの。ほんと、すごいなぁ。

 .COM Master2004★に合格しました(^^) わ〜い。って、受かって当たり前ですね(^^; でも、合格することと理解することは別物。勉強時間も殆どとれなかったけれど、集中的に穴ぼこが空いていた知識を少し平坦にできたと思ってます。ありがとう(ぺこっ) これで今年の試験は全て終了。どんどん合格が苦しくなっています(^^;



12/28(火) 仕事納め。お昼まで職場の大掃除です。トイレ掃除と廊下掃除が分担。あぁ、面倒(^^; これがまた疲れるのです。普段はPCに向かって一日過ごす人間が、掃除をするってのは大変なこと。「あぁ、疲れた」と時計を見る。9時。まだ30分しかたっとらんがや(悲鳴) 掃除。再び時計を見る。9時10分。ガ〜ン。こんな感じ(^^;
 PC相手に仕事をしていると、気付いたら12時。気付いたら17時半。気付いたら21時。みたいな感じですが、身体を動かすと長い長い(^^; 頭を使う仕事って云うのは、時間が早く過ぎるんですねぇ。

 で、ま、終わってさっさと帰宅です。読書しながら、こてん、と横になり、気付いたら20時。…う? 爆睡(^^; 気が抜けたんでしょうね。ふと気付けば肩が痛いです。机を運んだから筋肉痛かと。机と云っても殺人的な重さです。皆さん、机の中に大量の書籍を眠らせているので、尋常じゃない重さ。そこにビッグサイズの段ボールが乗っているのです。机や引き出しに入りきらない書籍を詰め込んでいる。大の大人が4人がかりでも大変な重さ。しかも普段は力仕事と縁がない。こりゃ筋肉も怒るでしょう(^^;



12/29(水) 井上夢人『おかしな二人』(講談社文庫)を読了です。岡嶋二人の成り立ちから別離まで。成り立ちまではとても面白く、お話の中の様な展開です。デビュー後は読んでいて、とっても淋しくなります。最近は寡作であることが結構普通な気もします。こんな時代だったら岡嶋二人はもっと続いたのでしょうか。それとも、やっぱり別れてしまったのか…。井上氏がいいとこ取りをしちゃったな、と私は思いましたが、どうでしょう? これは読んだ人それぞれ、まったく別の印象を受けるかもしれません。一番偉かったのは、井上氏の奥様じゃないでしょうか。

 さ、ということで、これが今年の366冊目。削りましたよ、睡眠時間。削りましたよ、命を。も、二度とやりません。やれません。人生最初で最後。1日1冊を達成です(^^)
 仕事が多忙を極め、死にそうだった1月。ところがどっこい、そのストレスもあってか、月間45冊という信じられない数を読了。2月にも33冊を読み、「もしかしたら…」と思いはじめたのがこの頃。でも、まだ曖昧な、漠然とした目標でしかありませんでした。
 体調を崩して点滴を打ちながら出社した5月。出張で日付が変わってから帰宅した9月。挙げ句の果てに、緊急の仕事が入った12月。でも、12月まで来たら、岩にしがみついてでも達成しなければ! そんな義務感に大いなる疑問を感じつつ、ココまで来ました。何が私を駆り立てたか、と云えば、1度気を抜いたら、もう取り返せない、と云うこと。1年12ヶ月の内、1月でも10冊程度の月があったら、もうNG。6月くらいまでくると、「ここで気を抜くと、ここまでの苦労が…」と思う訳です。じゃ、頑張るかぁ、と読むのですが、「読書を頑張るって何よ?(−−)」と云う心の声が大きくなって行くのです。秋頃になると、若干の余裕が出てきます。1日1冊未満でも達成できる。それが読書の楽しみを再認識させてくれました。う〜ん、何か引退発言みたいですね(^^;

 年内はあと2冊くらい。芦辺拓の新刊本が手つかずになっているのに気付きましたので、それは絶対読みたいな。あとは…天藤真『犯罪は二人で』とか真保裕一『震源』あたりを読みたいところ。ま、のんびりのんびり。←これ、来年の目標です。

 tommyと久々に古本屋巡り。特に収穫はありませんでしたが、佐々木譲氏の作品が、絶望的に見付からないってことに気付きました(><) こりゃヤバイですわ。 で、今年発売の本も未チェックがありまして、1冊新刊本を購入。米澤穂信『春季限定いちごタルト事件』(創元推理文庫)を購入です。井上雅彦氏の作品も出ていたみたいですが、見付からず(くっすん)



12/30(木) 今日でほんとに仕事もおしまい(^^) 出社したは良いものの何をしたらよいのか迷ってしまう状態。別に、無理に出社しなくても良かったかな…と思ったり(^^; ま、いっか。

 某所でお話していたら、欲しくなって購入しました、Backstreet BoysのDVD。良く耳にする曲ばかり。ま、当たり前ですが(^^; でも、満足満足(^^) 今年最後のご褒美(?)かな



12/31(金) 今年も残すところあと1日。ってことで、せっせと読書して整理して…と思っていたのですが、あまかった(^^; 起きたら11時過ぎ。…ぽけっ(−−)むにゃむにゃ 色々しようと思ったことも、時間が足らず。さらに、寝過ぎたせいか、疲れのせいか、何をやっても進みが遅い。「ま、こんな時もあるか…」と達観してのんびりこ。

 同じく昼頃に起きてきた姉と、お節料理を取りに(とことこっ) これがまた、でして(^^; こんなに降るのは珍しい…ってくらいドシャドシャと。笑えない話としては、我々が出掛けるまでは普通の雨だったことに加え、帰ってきたら雨も雪も降っていない。え〜っと(−−)

 芦辺拓『怪人対名探偵』(講談社文庫)を読了です。森江春策が登場するシリーズ作品ですが、いつもと雰囲気が違います。何が現実なのか分からなくなる様な、そんな感じの作品です。それなりに楽しめましたが、インパクトに若干欠ける感じかと。でも、森江春策が弁護士らしい働きをしたシーンがあって、それが巧く効いているのが乙な感じです。

 これにて今年の読書はオシマイ。日記もオシマイ。皆様、良いお年を〜。それにしても長く続く日記だ…(私にしては相当凄い)



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