警察
警察小説って何? |
警察官が犯人を追いつめる、単純に云えばそうなります。ただ、警察官は個人でなく、組織の場合がこのジャンルに相当すると思います。 例えば西村京太郎の生み出した日本を代表する警察官、十津川警部。普通彼一人で事件を解決するわけではありません。彼の上司である三上刑事部長、本多捜査一課長、相方のカメさんこと亀井刑事、部下の西本、日下、清水、三田村、北条刑事…レギュラーは大体こんなとこかな。全員一丸となり、それぞれの役割を果たして逮捕に漕ぎ着ける。これが警察小説です。 同じ十津川警部が登場する名作(と私は思う)『七人の証人』(講談社文庫)。この作品で十津川警部は一人で事件に立ち向かいます。同じ立場の同じ人間が活躍しても、これは警察小説と云わないと思います。 ま、実際小説にしようとすると、単独行動する警察官が活躍したりすることも多いので、そうなると警察小説と云えるか否か、判断に窮します。広義って言葉はやっぱり便利ですね。警察官が主役なら警察小説って云いきれますから。 警察小説はやっぱり多いですね。現実世界で犯人を捕まえるのは警察ですから。え〜っと私はあんまし読んでないので、下記の作家、作品紹介を参考にして下さいませ。 |
作家、作品紹介(括弧内は推薦者様) エド・マクベインの「87分署シリーズ」 (yuri様) 代表作は『警官嫌い』、『ハートの刺青』等とのこと。 M・シューヴァル&P・ヴァールーの「マルティン・ベックシリーズ」 (yuri様) 代表作は『笑う警官』、『テロリスト』等とのこと。 横山秀夫の『第三の時効』 (yuri様) 日本の作品も紹介して頂きました。非常に優れた警察小説とのこと。 ローレンス・トリートの『被害者のV』 (紅さん) この作品がいわゆる警察小説の走りであり、新保氏の解説にも注目とのこと。 謝辞(皆様ありがとうございます) yuri様から作家、作品紹介を頂きました。 紅さんから作品紹介を頂きました。アドヴァイスも頂いて参考にしています。 |
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