映画感想第6回

「きみの声をとどけたい」

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映画感想第6回「きみの声をとどけたい」

目次


あらすじ

公式サイトより引用

なぎさは、海の見える日の坂街に住む女子高生。ある日、誰も使っていないミニFMステーションの存在を知ります。”声”を通じて、新たな世界と出会っていくなぎさ。映画は、なぎさたち女子高生の悩みや喜び、あこがれや夢を、かけがえのない日々を通じて書きだしていきます。そして最後は、そんな彼女たちが"声"を通じて、小さなキセキを起こします。


予告PV


なーんてね

キャラメルくん 「さて、今回も始まりました映画感想。解説役その1のキャラメルくんです、よろしくお願い致します」
プレッツェルちゃん 「私は行合(ゆきあい)なぎさ!」
キャラメルくん 「ちがいます」
プレッツェルちゃん 「今回もミニFMラジオ局よりお届けします、映画感想ラジオ!」
キャラメルくん 「ラジオじゃないです」
プレッツェルちゃん 「お便り待ってまーす」
キャラメルくん 「待ってません」
プレッツェルちゃん 「なーんてね」
キャラメルくん 「……はぁ」

小さな町のミニFMラジオ

キャラメルくん 「というわけで今回の映画は【きみの声をとどけたい】、2017年8月25日公開のアニメ映画ですね。今作は原作の無い完全オリジナルの劇場アニメですね」
プレッツェルちゃん 「この映画は伏見駅の近くにある、伏見ミリオン座で観たのよね。でも公開から2週間ぐらいしか経ってないハズなんだけど、一日一回しか上映してなかったんだよねぇ」
キャラメルくん 「そうなんだ? 映画としてはどうだったんです?」
プレッツェルちゃん 「いやあ、もうこれは最高でしょう! 感動して泣きましたから!」
キャラメルくん 「常に最高評価のプレッツェルちゃん」
プレッツェルちゃん 「予告編で観た時に、既に泣きそうになってたからね! で、案の定映画を観たらやっぱり泣いちゃったわ!! ミニFMラジオっていう、町内限定にしか届かない狭い範囲でのラジオを題材にした作品なんだけど、もう、これがホント素敵なのよ! 主人公の行合なぎさちゃんもすごい素直で前向きな優しい子だし!」
キャラメルくん 「雨宿りでたまたま訪れた、廃業状態の喫茶店にあるミニFMラジオ局の設備を使って、ラジオの真似事をしたことから物語が始まるんだよね」
プレッツェルちゃん 「そうそう、それがきっかけで知り合った女の子の、長年昏睡状態のままのお母さんが目覚めるようにって、本格的にラジオを復活させよう! ってことになるんだけど、そこからいろんな人とのつながりが出来ていくのがとても良い感じで」
キャラメルくん 「元々昏睡状態のお母さんがそのラジオ局でDJをやってたこともあって、当時のリスナーだった町の人も協力的だったのがいいよね」
プレッツェルちゃん 「ねー、繋がりってすごく大事だってわかるわぁ」

コトダマ

キャラメルくん 「主人公の子は【コトダマ】、つまり言霊のことだけど、それを信じているんだよね」
プレッツェルちゃん 「おばあちゃんの教えでね! 悪いことを言うと、自分に返ってくるから、良いことを言おうって感じで。実際に、コトダマが見えてるんだよね、この子は。シャボン玉みたいな形をしてるヤツで。それもまたこの映画の重要な要素だったりして」
キャラメルくん 「コトダマを信じているからこそ、友達のお母さんを目覚めさせるためにラジオをやるんだって決めたんだよね」
プレッツェルちゃん 「うんうん」

媚びる釣り要素が無いのが良い

キャラメルくん 「この映画って、女子高生の女の子がたくさん出てくるけど、男性向けのそういう描写とか全然無いよね」
プレッツェルちゃん 「そうそう! キャラメルくんみたいなのが一本釣りされそうな、お色気とか、女の子同士のイチャラブ……つまり百合展開とか、そういった若い男に媚びるような釣り要素を全く感じさせないの! 超健全! だからファミリー向けとしても良さげだと思うなぁ」
キャラメルくん 「僕みたいなのって…………」
プレッツェルちゃん 「てへっ ついつい口が滑ったわ。 でも、そういう要素で観客を釣ろうというのがないからこそ、純粋に物語を楽しむことができてとても良いです。もう中部地方だと上映してないのが本当に残念……いろんな人に観てもらいたかった映画なんだけども」
キャラメルくん 「そこはブルーレイとかでなんとかカバーできれば」
プレッツェルちゃん 「出るのかなぁ……? いい映画だからこそ出てほしいんだけれども」

ラジオの思い出

キャラメルくん 「ミニFMラジオがテーマになっている映画だけど、プレッツェルちゃんはラジオで何か思い出とかある? 昔聴いてたとか?」
プレッツェルちゃん 「私、昔は結構ラジオ聴いてたわよ! カセットテープに録音してたもの!」
キャラメルくん 「カセットテープってのが懐かしいなぁ、映画の中でも出てきたけど、作中の女子高生達はそれがなんなのかわからなかったんだよねぇ……」
プレッツェルちゃん 「時代よ!」
キャラメルくん 「時代だねぇ」
プレッツェルちゃん 「ビデオのリモコンについてた【巻き戻し】ボタンも、今は【早戻し】になったものねぇ」
キャラメルくん 「巻き戻しなんて言葉の意味が、最早わからないだろうからなぁ……。鉛筆で巻き戻すとかいう話もきっと意味わかんないんだろうなぁと」
プレッツェルちゃん 「時代よ!」
キャラメルくん 「時代だねぇ」
プレッツェルちゃん 「まあ、それはいいや。 私はよくAMラジオを聴いてたんだけど、キャラメルくんは?」
キャラメルくん 「あー、僕はどちらかというとFMだなぁ」
プレッツェルちゃん 「………………うーわ、出たよこれ」
キャラメルくん 「……えっ? な、なにが?」
プレッツェルちゃん 「……FM民は、AM民をやたらと見下す傾向がある」
キャラメルくん 「そ、そんなことないと思うけどなぁ……」
プレッツェルちゃん 「なーんか知らんけど、FMの方が格上とか言っちゃう輩が一定数いるのよねぇ。 お前もそういう輩ちゃうんか? おっ? 全知全能感出してくるんちゃうんか? 神様気取りかい?」
キャラメルくん 「なんでFM聴いてたからって全知全能感まで出さなきゃいけないのさ……」

まとめ

キャラメルくん 「じゃあ、そろそろまとめようか?」
プレッツェルちゃん 「……あのなぁ、こっちは西川貴教兄貴のオールナイトニッポンのハガキ職人だったんだぞ? おっ?」
キャラメルくん 「その話まだ続くの!? も、もういいよ……ホント」
プレッツェルちゃん 「 ……と言っても、一回だけランキングで入賞したぐらいの底辺職人だったけども? だがなぁ、AMラジオは私の青春なんだぞ? わかるか? ん?」
キャラメルくん 「そ、そっかぁ……いろいろやってたんだねぇ。
というか、思うんだけどさ……ぼくら、カセットテープが懐かしいとか言ってはいるけど……基本、何歳ぐらいの設定なの? 見た感じ若そうな感じだけども」
プレッツェルちゃん 「それはあれよ、このサイトを作ってる人の年齢が如実に反映されるから、こんな少年少女の見た目でも ハハッ 立派な中年ですよ
キャラメルくん 「…………知りたくなかったなぁ」
プレッツェルちゃん 「なーんてね」
キャラメルくん 「えっ 違うの? どっちなの!?」
プレッツェルちゃん 「お便り待ってまーす」
キャラメルくん 「ちょっと、流さないで!!」

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