2005年3月29日

道中着を作りました


                                
    


古着屋さんで買った着物をコートにしてみました
1000円の付け下げ?です

支払いをしながらお店の人と「いい柄ですね〜」「状態がいいので若かったら着るんですけどね〜」
「バッグを作ろうと思うんですよ」
なんてお話していたら、
「もったいないので、ぜひ着てあげてください バッグは、その後でもできますよ」
なんていわれて、ふと、着たいなぁ、着れるかなぁ・・・という気になってしまったのです

着物では無理だけど、羽織かコートにすればいけるかもしれない
上着ものは少々派手でもいいもんね〜
羽織はワタシの力量では無理なので、着物襟のコートにすることにしました


「さかピーのお針箱」さんのページを参考にして、
まず襟と袖をはずし、柄がいい位置に出るよう確認して肩山の位置を決め、縫い代をプラスして
カットします
そうです 柄優先なので、洋服のように前後ろの身頃を肩で縫い合わせてあるのです
「和裁」ではご法度でしょうね〜

裾も、着物のの裾のふきの出たままでは変なので、羽織のように折り返して
裾幅を狭くしたほうがかっこよいそうなので、脇を斜めに縫い直しました

襟開きは着物より広くして、襟丈も短くして、広襟をばち襟に直してつけなおします
袖はそのまま使います 

満足満足!の仕上がりになりました  うれしいな〜〜〜
でも、今シーズンはもう出番がありません 
来年までお預けだな
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2005年4月3日

バッグを作りましたA


     


  (ちょっと背景のケーブル&コンセントがうるさいですね)

下の道中着を作った残りでバッグを作りました
ホントはこちらが最初の目的だったのですが・・・(^^ゞ

右側のほうのバッグを先に作ってありまして、これはスカートを作った残りの布を使用しています
コーデュロイ+綿スェード、色合いもあいまって、冬バージョンと呼んでいます(笑)
んで、春夏バージョンが欲しくて作ったのが左側
冬バージョンがあまり物が入らなかったので、今回は5センチ、丈を長くしてあります

着物のときはあまり物を持たないほうが粋なんだけど、なぜか年とともに持ち歩くものが増えていきます

以前ご紹介した、下田直子さんの本を参考に作りました
本では、表・裏両方に接着芯を貼るようになっていますが、冬バージョンのほうは生地が結構厚いので
裏生地の芯は省きました
春バージョンのほうは絹なので、両方貼りましたが、どちらも結構しっかりとした仕上がりになりました
もう少し、くたっとしたほうがよかったかなぁ・・という気もします
理想を追い求めて、さらにもう一つ、作ってしまうかも・・・


ワタシ、どうも、同じデザインで素材違いっていうパターンが多いですねぇ
一度作った型紙をフルに使いまわそうっていう根性なんでしょうか(笑)

なんか、同じものいくつも作ってもしょうがないって気もしないではないのですがね〜

2005年4月15日

補正について


きもの友達の間で、補正のことが話題になりました
「太ってるけど、補正ってしないとだめ?」 「どこに入れたらいいか、わからない」

着付け教室に行きますと、補正をするよう言われます
でも、着物を着る回数が少し増えると、「普段着なんだから、補正なんかしなくてもいいや」って、
だんだんやめてしまったり、します
でも、写真や、化粧室の鏡に写る自分を見て、「あれ?なんか変かな」と気になったりして・・・

「どんなに太っている人でも、ウェストはくびれているから、補正をして寸胴にしないといけません
コーラのビンと、缶と、どちらが綺麗に帯が巻ける?」
私は着付け教室で先生がこう言われたのを聞いて、普段着でもいつもウェストの補正だけは入れています
そのほうが紐類も帯もきつくなく落ち着きます

また、私はみぞおちの辺りにしわがよります
帯揚げのない半幅の帯を締めると、それがよく目立ちますので
浴衣のときはこのあたりにもおしぼりタオルを1枚、たたんで入れています

今年も浴衣のシーズンがやってきますが、暑い時期に、しかも浴衣で補正?なんて思いますが、
浴衣は下に襦袢を着ませんし、帯揚げや帯締めもない
しかも、帯も半幅なので、補正をしないときれいに着るのは冬のきものより難しいと思います





ウェストの補正には、温泉タオルを2枚つないだものを使っています

  
                 
  タオル2枚をつなぎます
  手縫いで縫い合わせます             半分の幅に折り、また縫います            両端に紐をつけます
  温泉タオルの薄さが私には
  ちょうどよいのですが、
  メリハリボディの方はもう少し厚い物か
  3枚使ってもよいかも・・


            
補正って、要はバスト〜ウェスト〜ヒップの差を減らして
体形を円柱形にするためにいれるもので
脇だけでよいか、前後ろか、はたまた両方か
どこにどれだけ入れるのか、人それぞれ違います
2005年4月22日

帯締め裏技

   

先日のお出かけのときの帯締めですが、普通の結び方とはちょっと違います
わかりますか?  一見気づかないでしょ?


この帯締め、短いんです(ワタシが太っているとも言う) 
普通に前で結ぶと、端っこの房が脇まで届きません
そういう時は帯留を使い、後ろのお太鼓の中で帯締めを結べばいいんですが、
合う帯留めがないときは、こういう風に結び目を作って、帯留に見立てます
ぱっと見ただけでは、普通に締めているように見えるでしょ?

これ、帯締めを身につける前に適当に2回結んであるだけです
ただ、緩まないように、しっかり締めてください
でないと、きているうちに帯締めが緩んできてしまいます

このやり方とか、普通に帯留をつけるときの帯締めは、いつもどおり帯に通したら
前で結んでから、くるっと後ろに回せばいいのです
  
2005年6月11日

夏帯?冬帯?


10日の日記に登場したこの帯なんですが、   

  じつは、こんなに透けるんですよ        

でも、紗や羅の帯ほどすっきりとはしていなくて、ちょっと毛羽立っている感じなのです

この帯はおなじみのヤフオクでおととし購入したものです
個人出品ではなく、呉服業者さんの出品の現代ものの帯で、
未仕立ての反物状態で購入いたしました

商品の説明には透けるなんてことは何も書いてなかったので、夏帯ではないか、と
確認のメールを入れたところ、「夏帯ではありません 3シーズンご使用いただけます」とのお返事でした

@夏帯ではない→秋・冬・春の3シーズン使える??
まずそう思いました  でもこんなに透けているのに、冬に使える・・・はずはないと思うが・・・
あるいは、A冬以外の3シーズン使えるっていう意味にも取れますよね
今考えると、Aのほうが正しいのかも

「夏帯」って、特殊なものだと思うんです
オークションの商品説明に透けるという特徴は、第1に書いて欲しいと思いました
着物が売れなくなっている今、「夏物」と限定してしまうと、そんな2ヶ月間しか使えないものを
誰も買ってくれないので、3シーズン可と言うのでしょうか
あるいは、洋服なら今は真冬でもノースリーブのニットを着たりするので、この帯も
そういう「新製品」なんでしょうか

私がいつも参考にしている「きものであそぼ」の遠藤先生は
「売れない呉服を売るために、何でもありになっている」というようなことをよくおっしゃいます
この事件?に遭遇したとき、このことを思い出しました
先生は「自分の感性で決めてください」ということもよく書かれます
私は、Aのほうだと解釈し、この帯は単の時期に限ることにしました


時代に合わせて、着物の決まりごとも変わってくることはあると思います
また、新しい商品として、たとえばデニムの帯が売り出されても面白いものだと思います
単や紗の着物などを、最近の暑い気候に合わせて前倒しで着用するのももちろんありですよね
でも、この帯を「夏物ではない」といって販売する呉服業界は・・・私はちょっとなぁ、と感じました

2005年6月20日

定番帯締め


      

何度か着物を着ていると、半襟や帯揚げ、帯締めなどの小物は何かと出番の多いものが
決まってきますよね
中でも帯締めって、「締め」って言葉がつくくらい、着物姿のポイントになるような気がします
ワタシの手持ちの着物ですと、右の3本がとてもしっくりと合うようです

どなたでも、そういう定番て、きっとお持ちですよね?
揃えた着物のラインナップで自然と決まってくるんでしょうね〜

でも、この3本についつい頼ってしまうので、できるだけ使わないようにしているんです(笑)
あえて他のものを合わせてみて、違ったコーディネートができるようにとチョット勉強しているつもりです

そんな中で発見したのが一番左の青い帯締め
こういう、彩度の高い色の着物はワタシ持っていなくて、この帯締めを買ったときも
「合わせるの、あるかなぁ でも、いろんな色味を揃えておいたほうが
また違ったコーディネートができるよね・・・」というつもりで購入したんですが、
これが、意外にも使えるんです
無難なこしらえをちょっと崩したいときや、ちょっと個性の強い着物を着たいときなどに
大活躍してくれています

右の3本はワタシにとってのスタンダード、この青いのはキメの1本!といったところでしょうか

2005年7月1日

羽織のリメイク


 着物地を使っていろいろと小物を作ったりしていますが、羽織って、なかなかいい材料になりますよ

 いちばん簡単なのは、まず帯揚げと半襟(笑) 切るだけです(爆)

 いや、冗談はさておき、
 羽織って、古着の中でも結構在庫がダブっているそうです
 状態のいいものも多いし、柄行も素敵なものがあります
 お値段も着物より割安ですよね
 いちばん数があると思われる黒地の絵羽織・・・
 これは、名古屋帯や作り帯、半幅帯にすると素敵なものができます
 途中で接ぎを入れないと無理ですが、染めや刺繍の素敵な柄の帯になります

 羽織の襟は、基本的にひとはばを折りたたんで作ってありますので、
 ほどくととても大きな布になります
 帯揚げが充分取れます
 ただ、厚地のものなどは時々半分の幅だったり、半分別布が足してあったりすることもありますので
 解いてみないとわからないですが・・・

 袖の部分からは半襟が取れますし、裾の返しがたくさんとってあったりすると
 ほんとに大きなはぎれとなります

 バッグや小物はもちろん、ブラウスくらいは作れますので、
 ぜひ活用してみてくださいね

きもの・あれこれ


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