2004年11月27日

アンティーク着物





先日お邪魔した「隣の県の古着屋さん」で買ってきてしまった、「使途不明な着物」です (^^ゞ
小紋・・じゃないですね  柄に方向性がありますから付け下げになるんでしょうか

今では作られていないような柄付けで、花模様は下に行くにつれて大きく描かれています
着物が当たり前に着られていた頃のもの
付け下げとか、小紋とか、そんな風に区分けしなくても、自然にその場に応じて
着分けられていた頃の着物
そんな気がします
(今だったら、こんな着物が呉服屋さんにおいてあったら
  訪問着なの?付け下げなの?はっきりしてよ
  でないと着ていくところがわからないわ  なんて言われそうですものね)

有名なふりふさんとか、くるりさんとかに置いてある物とはまたちょっと違った感じで、
ちょっと素朴なお嬢さんの晴れ着としてあつらえたような、
今でもどこかの蔵の中に眠っているような感じの着物だと思いました

えへへ、はっきりいって私は着れません
長女なら年齢的にちょうどぴったりですが、このような晴れやかなものを着て行く
場所も機会もなさそうで・・・
目的もないのに、あまりの可愛さに引かれて、思わず連れて来てしまいました
だって、1000円だったんですもの(笑)

着てくれるかたのところに行った方が、この着物には幸せなことなんだろうなぁ

                                                     
                                                      



上見ごろのひざあたりの一番目立つところには、花びらに刺繍が施されています
心憎い演出だわぁと思わず感激しました
                              
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2004年12月3日

風呂敷は便利!





先日、伊勢に行った時の話です
羽織を着ていったのですが、もともと暑がりな私、お天気がよい日中は、どうしても
羽織は邪魔になってきます
これを脱いで持ち歩くのもまた邪魔で・・袖がずるっと落ちちゃうし、手がふさがるので
お土産を物色できない?

お友達が、「風呂敷あるから、貸してあげようか」ということで、
夕方までお借りしていました  (上の写真です) 

いや〜、助かりました  風呂敷が便利だと知識としてはあったけれど、
実際使ってみると、納得ですね
この日、自分へのお土産として早速風呂敷を買ってきたのはいうまでもありません


その後、外出の際、早速使ってみました
出がけに小包を出さなくてはいけなかったので、その荷物を風呂敷に包んで持って行き、
窓口に出したあとはたたんでバッグへ
ランチのときにはナフキン代わりに
帰路で寒かったらマフラーにしようと思っていました(笑)

ただ、出先で風呂敷を使うときはちょっとした場所(ベンチとか)が欲しいですね
羽織をささっとしまうには、東袋のほうがいいかもしれません
要らない着物をといて作ってみようかと思っています


余談ですが、引っ掛けるタイプの羽織チェーンは、羽織を持ち歩くときに落とす恐れがあります
片側だけ、ナスかんに取り替えるといいと思います
2004年12月16日

東袋を作ってみました


下の風呂敷のお話に出てくる東袋というものを作ってみました
昔から良くある、風呂敷を利用して作る手提げですね

こんなんです


     今回は着物を解いたので作りました
     

台形のパーツを2枚作ります    それぞれ二つに折り、    真ん中を重ね合わせて
                                       縫い合わせます
    

あとは、また真ん中(底)から二つに折り、両端を縫い合わせるだけです
台形をもっと長くすれば縦長のバッグになります
重ね合わせる部分を浅くすれば横長になります
バランスを見ながら作ってみてください

風呂敷を利用するときは対角線で切り、三角の布から作っていってください


この布は、結構しっかりした物でしたので、持ち手のところが少しごろごろしてしまいました
両端は輪にして、底を縫い合わせるように作ったほうがいいかもしれませんね
2005年1月23日

羽織の袖丈直し


お正月に上の娘が着ていた羽織は私のおばの形見です
昔のものらしく、袖が60センチちょっとありました

それはとても優雅な感じで素敵なんですが、合わせる着物がないので、
やはり直すことにいたしました

中に着る着物より上着の袖丈のほうが長いのはおかしいそうです

詳細はこちら

羽織で直しましたが、長着でももちろんやり方は同じです
手縫いでできます
 
                            
    どうぞご参考に              
2005年3月7日

桜の下の写真


    


今年ももうすぐ桜が咲きますね
桜の下で着物で写真!を計画していらっしゃる方も見えると思います
おせっかいなアドバイスをひとつ・・・

日差しも明るくなって春めいてくると、やはり明るい色の着物を着たくなってきますよね〜
桜色、なんてホントにこの時期にぴったり  
なんて思うのですが、どうも桜の下での撮影には暗いお色の着物のほうが映えるようです

きれいな桜の下で、淡いお色の着物ですと、やはり風景に溶け込んでしまうようです
墨色や納戸色などですと、確かに桜も、着物の姿も、お互いに引き立てあうような
写真が撮れそうな気がします

ワタシは去年、そのことをわかっていてせっかく黒い着物を着たのに、
薄紫の羽織を着てしまったのでした(T T) 

今年は、桜の下での勝負写真?を計画なさっている方は、ぜひ、濃い色のお着物で
TRYなさってください

    (ま、好きなものを着るのが一番なんですが(^^ゞ
      おせっかいおばさんのたわごとでした〜)
2005年3月25日

マイ・ジャストサイズの割り出し方


自分の着物のサイズ、ご存知ですか?
着物は、少々体形が変わっても着られるものですが、やはり基本になるベストサイズって、あります
その出し方をご紹介

  前腰幅=腰囲(ヒップ)÷2+6cm
  これを元に、
   前幅=前腰幅×3/5
   おくみ幅=前腰幅×2/5
   後ろ幅=(腰囲−前腰幅+6cm)÷2


身丈はおはしょりの取り方や、腰紐を結ぶ位置で変わってきますので、
身長−5cm〜+10cmくらいなら許容範囲だと思います

裄は、背中側、首の付け根のぐりぐりから腕をまっすぐに伸ばして
手首のくるぶし?が隠れるまでを測ります
ただ、裄については帯を締めると短くなりますし、裄の短さが気になるのは腕を下ろしたときですので、
自分の手持ちの着物の中の、着てみて、腕を下げたときに一番感じのよいものを
測ってみるといいと思います

あと、とてもグラマーなひとは抱き幅を考えないといけませんし、
お茶をたしなむかたの着物は前幅を広く採るとよいとも聞きます


着物を作るときにはもっと細かい寸法が必要なのですが、古着屋さんや骨董市とかで
着物を探すときには、メジャーを持っていって、裄と身丈だけは確認したいですね
身幅やおくみ幅はそれほど大きく違うことはないですし、多少の融通も利きますし、
裄があっていれば身幅だけが狭いということはあまりありません

袖丈も、昔のものはまちまちですので、手持ちの長襦袢の丈を確認しておいたほうがいいです
合わないときは、着物の袖丈を直すか、着物に合わせて襦袢袖を作ります


メジャーを忘れたときは・・・

両手をいっぱいに広げると、ほぼ身長と同寸になるそうです
試着室など、着物を羽織れる状況であれば、着てみて裄の確認をし、
床にたまる身丈が25センチほどあれば、十分おはしょりが取れます


余談ですが、最近の着物は、袖丈は49センチがほとんどです
プレタの着物は、Mサイズで裄は68センチくらいでしょうか
身幅は、大体が大きめです
着物の構成上、68センチの裄に合わせると、どうしても身幅も広くなってしまうのですが、
裄は長いけど、ほっそりした体形の若いかたがたには着難そうな感じです



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