2005年7月11日

裾よけの作り方

  
  

   

   先日骨董市で買ってきた羽織から裾除けを作りました

こどもきものと同じ仕様の「ペチコート」です
ラップスカートのように前が重なっていて、ウェストはゴムです


オールシーズン使えます
冬は普通に裾除けとして使い、上に長襦袢を着ます
暑い時期はこれ一枚で襦袢代わりにしますが、絽や紗などの透け感が強い
ものを着るときは、外からどう見えるか、ちょっと注意してくださいね
羽織からの繰り回しは下のとおりです
黄色の部分は反物の幅いっぱいを
使います
前身ごろの部分が下前になります
これは幅が狭くてかまいません
20センチもあればいいです
作ってみようと思われる方は
元は長着、長襦袢、羽織、何でもいいですが、正絹ですべりがよく、
表に写らない色柄を選んでください
お召しなどのざらっとした感じの物は滑りにくく、
しぼの深いものはとても縮むので向かないでしょうね
「下着」ですので、やはり正絹の長襦袢を使うのがいちばん適していると思います

材料にする古着は解いて洗ってから作り始めてください
(家で洗いたいものは、まず洗って、縮むだけ縮ませてから作ると、
 次からのお洗濯が安心なのです)
2005年8月20日

長襦袢を作りました                          


    

 単の着物を長襦袢へリフォームしました   詳しいレポートはこちら
 
 頂き物ですが、洗ってもしみが落ちなかったのと、柄行がちょっと私には若いので
 長襦袢に直しました
 
 長襦袢に直す時のポイントは、
     @身丈を直す
     A襟丈を短くする
     Bおくみ下がりを短くする     くらいでしょうか

 この着物は絹で肌触りもよく、洗っても縮まないようです
 袷の長襦袢はなんだか厚ぼったくて、あまり好きではないのですが
 この着物は単だったので、リフォームに好都合でした
 
 これで絹の長襦袢が3枚になりましたが、最初にあつらえたピンクのポリのほうは
 ますます出番がなくなりそうです

  
2005年9月2日

「お誂え」の長襦袢


 長襦袢の話が続きますが・・・

 もっぱらオークションや骨董市を利用してキモノを手に入れている私
 「誂え」でないので、そのサイズはほんとにまちまちです
 外に着る「キモノ」は、多少サイズに幅があってもよいようですが、
 長襦袢は、ほんとは自分のサイズに合わせて誂えたほうがいいそうです
 バストの大きい方は抱き幅も普通より広くする、とかね

 着物を着ていて、半襟が隠れてしまうことって、多くないですか?
 これは長襦袢の着方と、サイズによることが大きいみたいです

 長襦袢のえり合わせは、バストトップを4センチくらい通り越して、
 つまりバストトップに引っ掛けるようにしてあわせると
 襟がはだけることがないと着付け教室で教えて頂きました
 なるほど・・理論的にも納得です

 ところが、キモノは皆さんどんどんとお好きなのを買われるが、
 長襦袢については結婚のときに揃えたものをそのまま使っているかたがほとんど
 でも、年とともにだんだんふくよかになってくる方が多く、
 そうすると若いときの長襦袢では身幅が足りなくなってきてるそうなんです
 バストトップに引っ掛けられるほどの身幅がないわけです
 最近、襟合わせがすぐはだけるわ〜とおっしゃる方は、長襦袢を見直す必要が
 あるんですって


 しかし、襟合わせについてはもう1説ありまして、
 バストの大きい方はバストを襦袢で包むのではなく、胸の谷間に左右の襟を落とすように
 打ち合わせると、その位置に襟が固定されて、はだけにくくなる・・・と言うのも聞きます

 どうでしょう?  ワタシは胸がないので実験のしようがありません・・・(T T)

2005年9月11日

久々に着る着物は・・・


 酷暑の夏の間は浴衣ばかりで、きちんと着物を着るのは2ヶ月くらいご無沙汰でした
 先日はほんとに久しぶりに長襦袢を着て、麻の縮みの着物を着てのお出かけだったんですが、
 まぁ、イロイロとトラブルがぁぁ〜〜〜(T T)

 まず、長襦袢
  麻の襦袢を着たのですが、たしか前に着た時にも身幅が狭いかなあ・・と思ったのです
  やはり、そうでした
  襟合わせが深くできずに、着ているうちに半襟が着物に隠れてしまいます
  このすぐ前の「きもの・あれこれ」に書いたことを身をもって実現してしまったわけです
  お洗濯後に確認したら、案の定、前身幅は17センチくらいしかありません
  う〜ん、これは別布を継ぐしかありませんね
  おまけに、洗うと縮むだろうと長めにしておいた丈が長すぎて
  着物の裾からのぞいてしまうという情けなさ・・・

 次に、はじめてきた着物は身八つ口が妙に高い位置&狭い〜〜
  おはしょりは作りにくいし、コーリンベルトをその高い身八つ口に通すため、
  帯も胸高に締めなければならないといった有様
  紐を使えばこれは回避できたんですよね
  これも家に帰って確認したら、袖付け寸法、身八つ口とも私が作っている「こどもきもの」の
  130サイズとほぼ同じ
  これはこども用の着物なのか?  昔のものだから小さいのか?
  初めて着る着物は要注意です

 それから、こんなことも・・・

  素足ですごす夏の間はペディキュアをしている私は
  足の爪を普段より長めにきっております
  そのまま足袋を履いたら、親指の爪がおされて?痛いのです
  ずっと靴下も履いていなくて、すっかり忘れておりました
  でも、足の親指の爪はあまり短く切りすぎると巻き爪になりやすいので
  それも注意しないと・・ですね


さて、着ていた麻の縮みはシッカリ汗を吸ってしまいました
これは洗いに出さねばなりません
近くに見つけた悉皆やさんに頼んでみようと思います
005年9月17日

バッグを作りましたB


   


 バッグ3種です

 いちばん左は羽織からのリメイク
 荷物が多いときのサブバッグとして持ちたいので、
 着物などとケンカしないよう、地味なものにしました

 真ん中は銘仙の着物から作りました
 この着物は状態もよく、着ようかどうしようかずいぶん迷いましたが
 実物はこの写真よりグレーがかっている地色で、私が着ると多分
 「きたな〜い、古ぼけた、くすんだ着物を着てるなぁ」という印象になりそうなので
 ついに解いてしまいました

 これらのリメイク物は反物の幅では足りないので布をはいであります
 真ん中のは、柄あわせを忘れそうになりました(^^ゞ  あぶないあぶない・・・

 いちばん右は先日買ってきたファブリック布
 着物を地味にして、バッグを目立たせて持ちたいな・・・
 ・・が、着物が地味だと、ついつい帯や小物に派手なのを持ってくるので
 やっぱりケンカしちゃうかしら


   真ん中と右はワタシお得意の1型紙で2作品です
 
2005年10月11日

着まわしの効くポリが欲しい!


 先日のお茶会やオフ会は夏日の下、開かれました
 特にオフ会のときは予定していた着物にアクシデントがありまして、
 コーディを1からやり直す羽目になったのですが、
 
 ・・・着たい、着れる着物がないのです!
 あんなに骨董市やオークション、古着屋さんでいろいろ買ってきたのに・・・

 夏日となると汗をかくのは必然なので、単の絹は避けておきたい
 自宅洗いのできる麻混やポリ絽はさすがに10月はやめたい
 サマーウールは行き先の雰囲気に合わない・・・

 着まわしの効くポリがあればなあ〜と、強く実感しました


 袷モノにも言えることだとは思いますが、雨天でも着物で出かけたい、出かけなきゃいけないときは、
 やはりポリの着物が便利だと思っていらっしゃっるかたが多いことと思います
 そんなときの着物は、帯1本で変化がつき、お茶会でもお買い物でも対応できる
 「着まわしの効く」ポリが一番です

 「着まわしの効く」着物はもちろん絹物でも助かるのですが、
 ポリだからこそ、その利点が発揮できると思えるのです
 

 単の時期のポリ・・・暑いには暑いですが、下着を涼しくすれば
 9月〜10月なら何とか我慢できます
 とにかく自宅で洗えるのが何よりです

 あの日以来、またもやヤフオクチェックに余念のない私です
2005年10月16日

襟付き肌襦袢を作りました


 着物でリメイクなどしていると、胴裏や八掛がたくさん余ってきます
 八掛は、こどもきもののペチコートに利用します
 胴裏に綿が使ってある物もよくあるので、これで襟付き肌襦袢を作ります

 肌襦袢は、和裁教室でいちばん最初に作るものみたいですね
 (買うものとばかり、思っていました(^^ゞ)
 胴裏を利用すれば、着物の基本形がもうできていますので、
 まっさらなさらしで裁断からはじめるより簡単かな、と思いましたが
 実際に縫う手間は一緒みたいですネ


 @ 丈を自分の長襦袢の半分+裾の縫い代(2センチくらい)の長さに切ります
 A 袖も筒袖にしますので、袖幅25センチくらい、袖丈23センチくらいに切ります
 B おくみ下がりを15センチにします(着物は22センチくらいになっていますので)

        
      C 袖付け寸法を18センチにします           D  脇の裾に10センチのスリットを入れます
        袖の振りを折って、斜めにします


  D これに襟をつけます 襟は広えりの着物についていた襟裏を使いました
    襟芯もあれば入れたほうがしっかりします

   
  こんなふうに出来上がります これにお好みの半襟を掛けます


 袖は片袖で左右分取れますので、そのほうが布の節約になります
 肌着なのでお洗濯が頻繁になりますから、ワタシはミシン縫いで仕上げました
 (元の縫い目は解かずに、そのまま上にミシンをかけます)

 私は、暑い季節は、透けない着物ならこれ+ペチコートで済ませちゃいます
 おうち着物なら、厳寒期じゃなければこれで十分でしょう


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