2005年10月23日

着物から帯を作ろう


 羽織や着物から帯を作ることができます
 着るにはちょっとしみがある、とか、ちょっと派手じゃない?と思うものも
 帯にすると活かす事ができます
 特に羽織は状態のいいものがお値打ちに出ていることが多いので
 お勧めです

 羽織からはだいたい作り帯が2つ取れます (お友達とおそろいができますよ)
   (襟に全幅を折りこんでないと無理かも?)
 長着からなら半幅帯1本と名古屋帯1本が作れます

 意外に思われるかもしれませんが、着物からのリメイクの場合、
 いちばん繰り回しが困難なのは半幅でした

  詳細はこちら
 
2005年12月16日

作り帯の締め心地


   


  これはだいぶ前に骨董市で買ってきた帯なんですが、古いものにありがちな短い帯でしたので
  作り帯に自分で直したものです
  いつもはテの分を胴巻き部分にたしたものを作るのですが、丈とか、しみの場所とか、
  柄の都合などで、これは一般に売られているような、「お太鼓に手が縫い付けてある」式に
  することになりました

  で、昨日これをはじめて締めたのですが、どうも具合が悪い
  2周目(外に出るほう)が、どうしても下がってきてしまうのです
  帯を結ぶ紐は下線につけてあるので、下側はきっちりしているんですが、
  帯の上線が開き気味になり、1週目に巻いた帯が1センチほど見えてしまいます

  胴巻きを結ぶ紐(写真の白い紐)を上につければ、この難は解消しそうですが
  帯は下線で締めて、上線は余裕を持たせたほうが苦しくないし、格好がいい
  それに上には枕の紐や帯揚げが入りますしね

  いつもの作り帯はこれほど緩みません
  胴巻きの最後の部分を折り返してテを作っているので、普通の名古屋帯等と同じ感覚で
  結べるのだと思いました
2006年2月10日

 収納大改革


   
  
  たとう紙がだいぶくたびれてきまして、また着物もいっぱいいっぱいになってきましたので、
  収納の方法をちょっと変えてみることに
  たとう紙をやめて、ウコンの風呂敷で包んでみることにしました
  
  私の箪笥には収納盆が5段ありますが、底にまず新聞紙2枚を敷きます
  ウコンの風呂敷を広げ、着物をおいていきますが
  着物3枚ごとにたとう紙に入っていた台紙を入れます

  各お盆にそれぞれ着物1枚くらいずつ入るくらいの余裕ができました
  
  ただ、この収納法だと、お目当ての着物1枚を取り出すときに他の着物が崩れてしまいそうです
  あいだに台紙を入れたのはそれを防げるかな?と考えてのことなんですが、
  まぁ、手抜きをせずに盆ごと取り出すようにすればいいんだろうな
   (ワタシはちびなので、脚立に乗って盆をおろすのがけっこう怖い)

  しばらくやってみて、調子が悪ければまたたとう紙に戻そう
2006年3月10日

キモノを知ってる人、知らない人                    
                                          
     
   
   先日、友人と一緒に草履を買いに行きましたらこれとよく似た雰囲気の、
  違う柄の名物裂の草履がおいてありました

  ちなみに、この草履の鼻緒は糸屋輪宝裂と呼ばれる名物裂だそうです
  
  こういう感じの帯や草履を見ていると、「これは色無地とか付け下げ、紬ならせめて大島とか結城までね」と
  言う意見をよく聞きます
  名物裂が格が高いのは私もわかっているつもりですが、
  これなら色味もシックだし、金糸も沈み込むように控えめです
  格が高いといっても、佐賀錦のようにきらびやかなわけではないので、
  わたしだったら色無地などのイイ着物以外にも、素敵なレストランやデパートへ出かけるときなどの
  お出かけ着クラスの小紋や紬にだって履いてしまいます
  
  コーディとして、紬にだって合うと思うんだけど、どうしてだろう
  私の色柄センス、そんなにおかしいのかしら、と
  ずっと気になっていたのですが、友人と話していてふと思ったこと・・

  キモノを知らない人は、色や柄の雰囲気、素材でトータルコーディネートとして、判断する
  だけど着物に詳しくなってくると、「あ、この紋様は名物裂紋様だ」とまず気づくようになるし
  名物裂=格が高い→上格の着物に使うものだと考えるようになる
  
   どうしてこうも意見が食い違うのか、今まで悩んでいましたが
  すとん、と納得できました
  

  家に帰ってから考えたんですが、
  「名物裂の紋様に真っ先に目が行く」・・・これって、ブランド物のロゴマークにすぐ目が行くってことと同じ?
  私はブランド物にまったく興味がなく、ロゴマークだって見分けがつかないくらいだから
  紋様にも気が付かないのか・・
  
  もうちょっと紋様にまで気を配れるようにならねばなぁ
  でも、「木を見て森を見ず」にならないようにしたいな
2006年3月20日

オークション利用法


 こどもきものを開店する前から、ヤフー・オークションにはずいぶんお世話になっています
 最初はもっぱら自分の着物を手に入れていましたが、だんだんいろんなカテゴリに手を出し、
 着物用バッグや、こどもたちのリクエストの本やゲームなど、
 大変便利に使っています

 そこで、オークションで着物を買うときに気をつけるといいかな、と思うことを少し書いてみます

  @自分のサイズを知っておく
    ・身丈、裄は必ず確認する 
     身丈は身長−5センチ以上欲しいところ
     ワタシの場合は+5センチが一番着易いです
    ・袖丈も注意したほうがいいです
     持っている長襦袢の袖丈にあっているでしょうか

  A色の確認
    これがオークションでいちばん不安なところですね
    画像だけで思い込まないように、説明文をよく読みます
    着物の場合は「浅葱色」とか、「納戸色」など、色名で書かれていることも多いので
    その色名で調べるほうが信用度が高いです
    紫もパソコンの画面に出にくい色です
    わかりにくいときは出品者に質問してみましょう
    青みの強い紫?、赤みの強い紫?というようなたずね方をするといいと思います

  Bしみ、傷などの確認
    よく、「裾から○センチのところに○ミリほどのしみがあります」などという説明があります
    これも、きちんと頭の中で思い描いてみてください
    帯の下や下前など、着た時に隠れる位置なら気にならないかも
    掛け襟の汚れは、かけ襟を外してしまうこともできます
    ただ、まれに、掛け襟の下に別布がついであったり、「つまみかけ襟」という、
    見せ掛けのかけ襟を作ってあるときがありますので、その場合は外すのはあきらめましょう〜


 ワタシは着物用のバッグもよく買いますが、これは洋服用のバッグのカテからさがすと
 ちょっとイイ感じのものが見つかります
 手持ちのバッグとものさしを持ち出してきて、表示されているサイズを比べてみます
 
 たまに失敗もあるけれど(^^ゞ 届くまでワクワク・どきどき・・
 オークション、しっかり楽しんでいます
2006年5月13日

無料着付け教室について


 わたしは、某4ヶ月無料着付け教室の修了生です
 ここで習って、今、こうして着物でお出かけを楽しむことができるようになりました

 いろいろ、なぞが多い?無料の教室ですが、いまさらながら私の体験談をまとめて見ました
   詳しい内容については、長くなりますので別ページにしました どうぞこちら
 わたしは2001年の修了生ですので、今は内容がだいぶ変わっているかもしれません
  

 結論として、私は、思い切って参加してとてもよかったです
 実際に着物を着れるようになりましたし、着付けの先生や、問屋さんというプロの方に
 いろいろ教えていただいたことは、やはりほんの1部でも身に付いたかと思っています

 私が最初に着物に興味を持ったのは、83,4年ごろかなぁ?
 大正ロマンの着物が一世を風靡した頃・・・多分、作家の林真理子さんが着物にはまられた頃と
 同じじゃないでしょうか
 そのときに小紋を1枚誂え、これを本を見ながら着ておりました
 ですので、着付けに関してまったくのど素人ではないから、教室だって
 スムーズについていけるだろうと 楽観していたんですが、
 これが、すごい速さで着付けていくんです
 万事がスローな私は、付いていくのに精一杯で、正直、ショックを受けました
 
 ですので、それはもう、毎日必死で練習しましたよ〜〜
 教室では先生の説明を一言も漏らさぬよう聞こうと勤め、
 帰宅したら忘れぬうちに、すぐにノートに書き止め、もちろん復習は欠かしません
 たかが無料のカルチャー教室なのに、何でこんなに真剣に取り組まなきゃならないのかと、
 ちょっと計算違いでした

 でも、ゼッタイに着付けを覚えたいという意思があったし、結局は着物が好きなので、
 この4ヶ月間は本当に楽しかったです
 先生からも、家で練習するように言われましたし、実際練習していないであろう生徒さんは
 毎週同じことを注意されていたり、手順を覚えていなかったり・・・
 私はこの年であらためて繰り返すことの大事さに気が付きました
 大人になってからの習い事って、いいものだと思わせてくれた教室でもあります
 
 この教室がなかったら、今のワタシはなかったと思います
 感謝、感謝なのです
 
2006年7月31日

夏襦袢改訂版


 今年もまた夏襦袢(うそつき)を作りました
 今年は、正絹の絽の襦袢と、正絹の袷の襦袢をコメ兵さんで買い求め、
 合体させてみました

 この画像ではわかりにくいですが、身頃は袷の襦袢の、裏をはがして単にしたもの
 袖は絽の物を外してつけてあります
 
               
    
 







 
 



 








       
夏は麻か絽の襦袢が一般的なのですが、
透ける着物に絽の襦袢ですと一番下の下着まで
透けて見えてしまうので、どうしても肌襦袢を着なくてはならない
でも、暑い夏は1枚でも身につけるものを減らしたくて、
襦袢自体を透けない素材にしたらどうか、と考えました

下半身は裾捌きの具合で、正絹でないといけません
上半身を、綿にしようか、絹にしようか、迷いましたが、真夏の綿は意外と暑い
(浴衣が案外暑い事にお気づきの方も多いでしょう)
それで、ここは絹で行ってみよう、と

袖部分は、袂からのぞきますのでやはり絽でないとね

先日の薄物オフは、早速この襦袢を着てみました
透けることもなく、裾裁きも上々、何より、羽織ったときに熱のこもる感じがありません
今年の襦袢は大成功かな?


下には筒袖が付いています
麻やサマーウールなど、透けない着物のときは
この襟付き肌襦袢を着ます

下に着るものは、今まではペチコートでしたが、
今年は、上の袷の襦袢からはがした裏で
ステテコを作りました

市販されているクレープ地のものはさらっとしていて
とても気持ちがいいのですが、
裾捌きが悪くなるので、浴衣などの下には
つけれませんでした
これは正絹なので、肌触りや吸水性もバッチリです
もちろんすべりもよいので
浴衣下にも着用できます

ちょっと現実的なことを書きますが、
おトイレのとき都合がよいよう、股上を浅めに作ってあります
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