313・383系

JR東海の新世代近郊型スタンダードの313系、木曽路の飛ばし屋383系は共に名古屋工場でATS-PT改造を受けています。
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工事概要
313系1・2次車 PT改造箇所  名古屋工場
PT改造概要  1.運転席警告表示機をATS-PT対応のものに交換(313系3次車と同じ)
 2.両先頭車にATS-PT機器箱の設置(共に山側)
 3.ATS-PT車上子の追加(共にスカート直後)
313系3次車
(新313系)
PT改造概要  新造時ATS-PT準備工事済みのため、床下にATS-PT機器箱の増設
313系4次車以降
(新313系、2010年〜
PT改造なし  新造時よりATS-PT対応済(使用開始までは使用停止)
 (2010年11月ごろから順次PT解放扱い)
383系 PT改造概要  1.運転台警告表記の整備
 2.両先頭車にATS-PT機器箱の設置(共に海側)

添加励磁系列(211・213・311系)と313系との改造概要の違い
313系は1次車でもATS-P準備工事がなされていた為、ATS-PT方向設定機の整備が不要であった。
また、添加励磁系列と比べ滑走防止の為の速度発電機もあり、それの追加の不要。
床下配線もATS-P準備済みのため、添加励磁系列と異なり、配線を見せずに済んだ。

画像
P装置 Y15編成(大垣区)
2007年5月に出場したY15編成にはATS-PT装置が床下に新設されています。
PT車上子 ATS-PT車上子
313系も211・213系と同じく運転台直下の台車近辺にATS-PTの車上子を搭載しております。
2段化された警告表示灯 Y101編成(大垣区、2006年8月撮影)
新313系は既にATS-PTの配線等の準備工事がなされており、運転台もATS-PT警告表示が新製時から設置されております。
従来313系も改造後は新313系と同じタイプの警告表示が採用されました。
改造前 Y39編成(大垣区、2007年5月撮影、現在はPT整備済)
矢印の警告表示灯が横1段で構成されております。

383系
PT装置 A2編成(2007年12月要検入場時にPT整備)
PT装置は313系に取り付けられた物と同一のものです。

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