4/3(水) 曇り ロサンゼルス(サンタモニカYH)

                  ついにサンタモニカは晴れずじまい
 
 今日はロサンゼルス(サンタモニカ)の最終日。サンタモニカはきれいで治安もいいし、すごく気に入った。ただすごく残念なことがある。それは俺の中のサンタモニカのイメージは抜けるような青空にぬけるような青い海、透き通るような白い砂浜にビキニのおねーちゃんがごろごろ・・・。ところが現実にはどんよりした雲空に湘南と大して変わらない汚い海。一番楽しみにしていたビキニのおねーちゃんは天気のせいなのかめちゃくちゃ寒くてビキニどころではない。
そもそもサンタモニカは観光地化されており家族連れは沢山いるけど若いおねーちゃんはほとんどいない。


んー、これではつまらんと思い「地球の歩き方」をよくみるとサンタモニカの隣にベニスビーチというものがある。
ベニスはサンタモニカと違いビーチバレーやストリートパフォーマンスなどいろいろあり、南カルフォルニアの若者文化の震源地らしい。これは”行かねば”と思い早速行くことにした。今日は伊藤さんとは別れて完全に単独行動することにした。


ベニスビーチの看板

ベニスはバスでもいけるらしいがそんなに遠くもないんでシーサイドを歩いて行くことにした。今日も残念ながら曇りでどんよりとしており寒かった。
サンタモニカとベニスは歩道でつながっており、その歩道の隣を自転車、インラインスケート、スケボーなどの専用道路が走っていた。俺がテクテクと歩いていると隣を気持ちよさそうにマウンテンバイクやインラインスケートの親子連れが通り過ぎていく。これなら俺もレンタルサイクルでマウンテンバイクを借りてこればよかったなと思った。


別にケチったわけはないけど単純に海辺は自転車行くよりも歩いていったほうが断然気持ちいいと思ったからだ。
だけどこのベニスとサンタモニカの間だけはこの専用道路のお陰でマウンテンバイクのほうが絶対気持ちいいと思う。
もしここにくる人がいるなら少しくらいお金を出してもマウンテンバイクを借りることをお勧めする。(5.5ドル/h)


40分くらい歩いてベニスに着いた。確かにサンタモニカとは少し違う感じがする。タトゥーだの変な線香の匂いだのビーチ
全体がどことなく南米もしくはメキシコチックである。残念ながらここにもビキニのおねーちゃんがいなかったがそれよりも少し危険な匂いのするこのビーチが気に入った。きっと夏に来ればもっと活気があるだろう。


ベニスビーチのお土産やさん

壁の落書き

ただ1つ驚いたことがサンタモニカにも共通していえることだがビーチがものすごくきれいだ。ゴミらしいゴミがほとんど落ちていない。大都会LAのこんな近くにあるのにすごいなと思った。
東京からすこし距離のある湘南ははっきりいって汚い。何でダウンタウンは汚いのにビーチだけではこんなにきれいなんだろう?


ただ不思議なのが観光客は結構いるのにビーチで海辺の近くまで行く人はほとんどいない。みんなビーチの中にあるきれいに舗装された道路からでようとしない。きれいなのはこのせいなのかなと思った。
俺は海の近くまで行きたかったので砂浜を歩いて海辺まで歩いてみた。1人ポツンとしていたがこのバカでかいビーチを制したみたいで気分がよかった。


だれもいないびーち

いるのはかもめだけ

ベニスから帰ってくるとほんとうはドジャースを観にいこうと思っていたが疲れていたのと開幕第二戦でチケットが手に入らないらしく止めた。(この日の夕方、初日にユースへ一緒に来たおばさんと偶然再会した。おばさんは昨日の開幕戦を観にいったが結局チケットが手に入らずあきらめたらしい。しかしたまたま取材に来ていたTBSにインタビューされたらしくひょっとしたら日本でなgれていたかもしれない。結局野茂が開幕投手だったのかな??)


午後はずっとサンタモニカの町をぶらぶらしていた。ユースに帰ると伊藤さんも帰っており、最後の夜ということでユースのキッチンで一緒に晩飯を作って食べることにした。スーパーにでかけ2人ともアメリカンサイズの超どでかいステーキを買った。このステーキをキッチンで焼いているといろんな人から声をかけられて少し恥ずかしかった。


そのキッチンで知り合った日本人の専門学校生4人の女の子とご飯を食っていると急に外人から声をかけられた。
「ビリヤードで勝負しないか?」
最初は外人にびびっていやだったが女の子4人の熱い視線もあるし日本男児として逃げるわけにはいかない。
受けてたつことにした。


伊藤さんと一緒

最初は伊藤さんがやったが1球もいれられず完璧に打ちのめされた。はっきりいってこの外人めちゃくちゃ強い。
伊藤さんとやった時も1回しかミスせず、あとは連続でパーフェクトでいれてしまった。次はおれ。
最初から勝負は見えていたが女の子4人組のいる手前止めようともいいずらかった。

こうなったら1球だけでいいからいれてやろうと思い、やることにした。ブレイクショットははおれ。なんとこのブレイクショットで1球入れてしまった。その次もまた1球。さらにまた1球。奇跡が起きて3回連続でいれてしまった。女の子たちは完全に俺がうまいと勘違いしておりキャーキャーいいながら応援してくれる。


だが奇跡はここまでだった。その後は1球だけいれたがそれ以外はこてんぱんにやられた。勝負がつく前に女の子たちは後片付けを始めていた。むなしかた・・・。


まあそんなとこLAも今日で終わり。この3日間ほんとにいろんなことがあって楽しかった。あしたは初のグレイハウンド(長距離バス)に乗るぞ。            
 
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