4/5(金) 曇り時々晴れ サンディエゴ(ダウンタウンYH) |
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「メキシコ、メキシコー!!」 | |||||||||||
サンディエゴという町はアメリカ西海岸の最南端の町、メキシコとの国境の町である。そのメキシコ側の国境の町をティファナという。今日はそのメキシコ側の国境の町、ティファナへショートトリップをした。今回の旅の2カ国目だ。朝少し寝坊してスターバックスで軽い朝食をすませた。今回の旅で初めてスタバに入ったがアメリカでのスタバの進出率はものすごい。犬も歩けばスタバにあたるというくらいどこかしこにある。マックやセブンイレブンを見つけるのには結構苦労するがスタバを見つけるのには全く苦労しない。いやでも目に入る。お腹がすいてる時にスタバを見つけるとがっかりする。これがマックかセブンイレブンだったらいいのになー。 スタバをでると昨日ユースの外人に教えてもらったティファナ行きの路面電車乗り場まで行って電車を待っていた。この路面電車をサンディエゴトローリーという。外人はこのトローリーのブルーラインに乗れと言った。当然俺は青色の電車が来るのだと思っていた。しかし待てどくらせど来るのは赤い電車ばかり。10分立っても15分たってもブルーの電車は来ない。次の電車が来てもやっぱり赤色。
ふと顔を上げると電光掲示板に「Blue Line To SanYsidro/Tijana」の文字が・・・。なんだ、ブルーラインっていうのは本当に路線の名前であって電車の色は全て赤色なんだ。このせいで何本電車を乗り過ごしたことか・・・。 わかりずらいぞ、サンディエゴトローリー!! このトローリーでいけるのはUSA側の国境地帯SanYsidro(読み方がようわからん)まで。その間約20分。外を見ると造船所が見えてきた。でかい船を作っていた。次に見えてきたのがなんとアメリカ海軍の軍事基地。イージス艦やら巡洋艦やらものすごい数でその迫力に圧倒される。 そして一番目に飛び込んできたのが一つだけバカデカイ船、空母であった。空母のなんて生まれて初めてみた。たしかサンディエゴは「トップガン」の舞台だったと思うアメリカにきたんだなーと改めて実感してしまった。 SanYsidroに着くとトローリー乗り場のすぐ前に歩道橋みたいなのがあり観光客やらメキシコ人がみんなそっちに歩いていった。俺もとりあえずついていった。すると歩道橋の上から「MEXCO」と書かれた国境がみえた。
アメリカからメキシコへの入国はこの歩道橋を降りたあと回転ドアを2つ通っただけで簡単にできた。正直いって俺はサンディエゴもティファナもそうかわらないだろうと思っていた。しかし国境を越えた瞬間全く違う国にきたんだなーと実感してしまった。まず最初に来たのがタクシーの客引き。20,30人はいたと思う。これをかいくぐると次に来たのが5,6歳の汚い服を着た子供達が紙コップを持って「ギブミーコイン」といってやってくる。少しでも立ち止まると瞬く間に囲まれてしまう。
こういう子供たちをテレビではみたことあるが現実に見るのは初めてだ。正直少しブルーな気持ちになった。さらに歩いていると機関銃を持った兵隊かポリスが立っている。拳銃じゃなくて機関銃!!すげーとこに来てしまった。さらに歩くと川があって橋を渡ったがこの川が恐ろしくくさい。鼻がひん曲がりそうだ。多分下水を垂れ流しているんだろう。
20分くらい歩くとティファナのダウンタウンに着いた。さすがにダウンタウンは活気があった。メキシコーって感じのお店が沢山あった。看板にはテキーラ、タコス、マルガリータの文字が沢山あった。そしてここでもお店からの客引きがものすごかった。「こんにちわ、佐藤さん。アメ横よりも安いよ。」と流暢な日本語で話しかけてくる人もいた。 ただ俺は佐藤さんじゃないので無視した。 一通りダウンタウンを回るとお腹かが空いたので何か食べることにした。ちょうどいいタイミングで客引きがいたのでその人につかまった。感じのいい人で俺のことを「マイフレンド、マイフレンド」と呼んでいた。多分メキシコ料理だと思うがパサパサのケチャップご飯にエビフライがのっている料理をたのんだ。 まず最初に値段をきくと9USドルといわれた。ここではUSドルも使えるのだ。 まず最初にでてきたのがポテトチップスのようだがポテトチップスではない何かのチップスとそれをつける激辛ソースだ。 とにかく辛いのとへんな香辛料の味と量の多さこれだけでお腹いっぱいになってしまった。ただ次に出てきたメインの料理はすごくおいしかった。
エビフライも日本のものとそっくりだったしパサパサしていたけどごはんもおいしかった。アメリカの食事より絶対おいしいと思う。ご飯を食べていると急に5歳くらいの男の子がきて俺のテーブルの上にチョコレートを置いていった。他の客のテーブルの上にも置いてある。なんだろー??と思って様子をみていると男の子は1つ1つのテーブルを回ってお金を要求している。 当然俺もNoといったがその子の目をみているとすごくつらそうでさびしそうな目をしている。1つくらい買ってもいいようなきがしたがきりがないのでNoと答えた。さらにその5分後今度はおじさんがテーブルの真ん中へんにきて歌を歌い始めた。もう何がなんだかわからないが、またお金を要求されると嫌だからみてみぬふりをして歌だけを聞いていた。
メキシカンな歌で雰囲気はよかったが案の定お金を要求してきた。もちろんNoと答えた。油断ならん町だティファナ!! 飯を食い終わると10ドル払ってでていった。その時客引きのおじさんが「グッバイ、マイフレンド。」といっていた。また国境まで戻るとものすごいものが飛び込んできた。アメリカ入国に並ぶ車の大渋滞である。 その渋滞で停まっている車に対してもメキシコ人は何かを売っていた。”渋滞かー、かわいそうだなー”と思っていると今度は恐ろしく長い人の列が見えてきた。嫌な予感がした。案の定その列はアメリカ入国をまつ人の行列だった。アメリカからメキシコへは簡単に入れるがメキシコからアメリカへはそれなりの入国審査がありこんな行列になるのだ。40分間ならんでやっと入国審査をうけた。パスポートを見せると簡単に入国できた。 サンディエゴに戻るとシーサイドビレッジという海沿いの公園に行った。ここはサンディエゴ市民の憩いの場でいかにもアメリカという感じの公園だった。天気もよくなってきてすごく気持ちよかったので1時間ぐらい芝生の上の寝ていた。 明日はついに2年ぶりの俺のアメリカのふるさと、ラスベガスに行く。
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