分数

通分をして真分数の和や差を求めましょう3


分母の公倍数を求めるたし算と引き算をしましょう。

    (1/2)+(1/3)=  この計算をしましょう
   
この前の式の分母は2つの分母のどちらかの分母を何倍かして2つの分母の値を等しくして、たしたり引いたりしました。それでは、2の倍数と3の倍数のうちで等しい値があれば、その値を分母にすれば、計算ができるはずです。

2の倍数と3の倍数を調べます。

  2の倍数は2、4、
6、8、10、12・・・・です
  3の倍数は3、
6、9、12・・・・・・・です共通の倍数は 6、12、・・・です。この倍数を公倍数と言います。

公倍数の内最も絶対値が小さい公倍数を最小公倍数と言います。2と3の最小公倍数は6です。

分数のたし算と引き算をするときは最小公倍数を使います。

      
 (1/2)+(1/3)=(1×3/2×3)+(1×2/3×2)
       =(3/6)+(2/6)
       =(5/6)

もう一度計算します。

 (7/60)+(5/18)= このたし算をします。

分母は60と18です。60と18の最小公倍数を求めます。最小公倍数を求めるには素因数分解をするのが一番簡単です


     60=
2×2×3×5
     18=2×
3×3  60と18との最小公倍数=2×2×3×3×5=180  同じ因数は個数の多い方をとります

 (7/60)+(5/18)=(7×
3/60×3)+(5×2×5/18×2×5)
        =(21/180)+(50/180)
        =(71/180)

引き算をしましょう

 (4/5)-(3/7)=   5と7との最小公倍数は35です

 (4/5)-(3/7)=(4×7/5×7)-(3×5/7×5)
       =(28/35)-(15/35)
       =(13/35)

もう1度引き算です

 (8/63)-(1/66) を計算しましょう 63と30との最小公倍数を求めます

       63=
3×3×7
       66=
2×3×11  63と66の最小公倍数=2×3×3×7×11=1386

  (8/63)-(1/66)=(8×2×11/63×2×11)-(1×3×7/66×3×7)
        =(176/1386)-(21/1386)
        =(155/1386) 

次の計算をしましょう 約分ができれば約分しましょう

答えは手元の紙に書きましょう

(1) (1/3)+(1/4)=     (5) (2/3)-(1/11)=

(2) (3/5)-(2/9)=     (6) (2/9)+(2/15)=

(3) (5/9)+(3/7)=     (7) (7/8)-(3/10)=

(4) (5/9)-(1/6)=     (8) (3/10)+(3/8)=
  

答えを書いたらたら確認しましょう

確認がすんだら[ここをクリック]して答え合わせをしましょう


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