上の図は『尾張名所圖會』のものです。
「式内社」とは…平安時代に作成された「延喜式」に記載されている神社のことです。
当時朝廷から重要視された神社であることを示しています。
祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)・宮簀媛命(みやすひめのみこと)・建稲種命
熱田神宮創建の際,日本武尊とゆかりのあった地に神社を建てることとなり,成海神社
は,その一つとして686年(朱鳥元年)に創建されました。
現在の本殿は1677年(延宝5年)に建てられたものです。
成海神社の例祭に行われる「御船流し」の神事は,日本武尊ゆかりの行事。日本武尊が
東征の際,この地から船出した故事にならったものだと言われています。
図中の赤い線は,現在の道路です。右下方向に進むと,鳴海城址・名鉄の鳴海駅,左上
方向に進むと地下鉄野並駅にたどり着きます。
右の写真は上図の←方向に撮ったものです。
写真の鳥居は『尾張名所圖會』が描かれたときには存在しなかったものです。写真手前
の道路が上図の赤い線となります。写真左の奥に続く道が上図の右下から左下に描か
れている道路となります。左下に描かれている鳥居は現在も建てられています。
鳴海城と成海神社の関係は,下記参考ページなどをご覧下さい。
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