N700系改造車(X&K編成)展示室
編成記号も変化 新たな名前を与えられました。(2013年5月10日)

2013年度に入り、JR東海では既存のN700系Z編成(Z1〜80編成)を対象に後継のN700Aで導入した技術の一部を取り入れ、安定輸送・安全性を向上させる改造を始めました。
これに伴い、編成記号をZからXに改め、車両ナンバーも元の番号+2000の2000番台のX編成になりました。
JR東海では発足以来、特定車両の車両ナンバーを変更することは2度(100系G1〜G3編成の149型、300系J1編成の15号車)ありましたが、全車両対象、しかも編成記号まで変更する大改造はもちろんこのX編成が初めてです。JR東海は2年2か月でZ4編成の改造をもって完了しました。

また、同年11月からはJR西日本も同等の改造を実施、こちらも元の番号+2000番台の5000番台(K編成)と改名されています。こちらは検査周期の関係からかまだN編成のままの車両が残っています。

下の記述はN700Aで追記されたものですが、赤文字の箇所がX&K編成で導入されたものです。
・定速運転装置の搭載
・中央締結ディスクブレーキの採用

・台車状態を常時監視できるシステムを採用
・デッキ及び洗面所等にLEDライトを採用(Z編成比で消費電力2割削減)
・ロゴマークの変更
・先頭車帯の長さ、ヘッドライトの構成を変更
・台車カバーをFRP製からステンレス製へ変更
・座席の模様の変更
・ドア開閉ランプの新設


この改良型N700系は2013年5月中旬より営業運転に入っています。
また、JR東海では2015年度より東海道新幹線の最高速度を実に23年ぶりに270Km /h→285Km/hに向上。この速度で走れるのはN700Aとこの改造車両のみとなります。

ロゴマーク ロゴマーク
従来のロゴマークにさりげなく「A」の文字を入れ、N700Aの要素を取り入れたことを示しています。
画像左側、業務用ドアの編成記号にもご注目ください。
場所 三河安城駅 日時 2013年5月10日 16:55

中央締結ブレーキ
中央締結ブレーキ
今回の改良でロゴマークと共に変わった外見箇所です。
従来はブレーキの締結箇所(丸く小さな穴)が外側からは見えませんでしたが、改良車両では見える位置に移動しています。車両ナンバーにもご注目ください。
場所 三河安城駅 日時 2013年5月10日 16:54

帯に変化はありません。
側面帯
N700Aでは運転台直下まで延ばされた青い帯も改良型N700系では従来のままです。
場所 名古屋駅 日時 2013年5月11日 13:47

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