名鉄車両解体場所変更レポート The Last Place Of Trains.
その姿も・・・
 重機が鉄道車両をただの鉄くずに変える場所。
鉄道車両は車両工場の多くの人の苦労によって誕生し、多くの人に利用されることを目的に登場します。
そして、期待とともに登場した車両もやがて第一線から退き、引退のときがやってきます。
ほとんどの車両は引退後、多くの後輩に見送られながら廃車解体場へ連れられます。
そこは、重機が車両というひとつの物体を鉄くずにするために設置された“墓場”というべき場所であります。
そして、重機によってその姿はいとも簡単に破壊され、登場時の記憶・栄光時代も一緒に破壊され、多くの人からの記憶からも消えてしまいます。

従来名鉄車両は東名古屋港近くで後輩達に見送られること無くその臨終を迎えました。
しかし、平成16年より廃車解体場が変更され、小牧線の電車からその様子が見ることができるようになり、解体される際も後輩達に見送られることでしょう。
ここでは、最初に新たな廃車解体場となる間内付近に送られた7000系7039Fの解体前の姿をお送りします。
と申しておりますが、間内で解体したのはおよそ5年間、2009年ごろからは再び東名古屋港で解体されてて居ます。

なお、撮影データはすべて「間内解体場 2004年2月8日」です。

寄り添って最期のときを静かに待つ 7000系7040&7039号車
同じ方向に並ぶことの無い両者、互いに最期のときを待っています。左側の7040号車のライトは既に取られております。
時刻 11時10分 

最期の輝き
7000系7039F
廃車前の一瞬、皮肉にも車体は太陽の反射で最期の輝きを見せていました。
しかし、窓ガラス等は既に取られ、惨めな姿でもありました。
時刻 11時12分 

仲間同士寄り添って・・・
7000系7039F
撮影時、7080号車を除いて3両寄り添って並んでいました。7080号車はその後ろに置かれていました。
時刻 11時06分 

荒れ果てた車内
7000系7079号車の車内
ロングシートが一部残された以外は車内のめぼしいものは取り外され、
ガラスがぶら下がっていました。そこには特急担当車両の栄光は無く、
荒廃という言葉がふさわしいものでした。
時刻 11時08分 

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