キハ85系1100番台車椅子対応設備取り付けレポート
211系などとは車椅子マークの色が違いますね
 車椅子マークは比較的高い位置にあります。

キハ85系1100番台
キハ85−100を改造して作られた新区分番台です。(2003年春より工事実施)
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これは車椅子対応設備を取り付けるために大改造を受けたキハ85系の専用レポートとお考えいただければ幸いです。
管理人はこの改造を受けた車両が日本車両から回送された際に取材しました。下の枠に改造により変わった部分を記述いたします。
ちなみに、管理人が取材した2003年3月18日はキハ85−1106、キハ85−1111が回送されました。
 
ちなみに、管理人がjpegイメージで同系の改造点を上から見た概要図(約50キロバイト)を作成いたしましたので、よろしければ「こちら」からご覧ください。



1. 車号の変更(元の車号にプラス1000番台) 座席定員が変わったためだと思われます。
2. 既存の便所の改造
3. もとあった窓を埋め、そこに、車椅子対応の洗面台・分別対応のゴミ箱の新設
4. その窓を埋めた部分の直後に車椅子対応座席の新設(その座席のみはハイデッカーではありません)


改造点その1(車号の変更)    座席定員変更による車号変更

新番台
キハ85−1111(元キハ85−111)
車椅子に関する改造に一連して、初めて車号が変わったケース
(211系などは車号変化なし)になりました。
場所 笠寺駅 日時 2003年3月18日 18時26分


改造点その2(便所の改造)   どのように改造されたかのコメント


生まれ変わったトイレ
キハ85系1100番台のトイレ(キハ85−1106・車外から撮影)
既存の便所は廊下側に戸がありましたが、今回の改造でドア付近にトイレの戸が設けられ、
便所が和式から車椅子対応洋式(ベビーベッド付き)に改造され、ドアもボタン式による
電動開閉式に改造されました。
場所 笠寺駅 日時 2003年3月18日 18時28分


関係者も乗っていたようですね(笑)
キハ85系1100番台のトイレドア付近(キハ85−1111・車外から撮影)
緑色のボタンがドア開け・赤色のボタンがドア閉め、その上の矢印の上には「自動ドア」と書かれております。
今回の工事ではJR東海の関係者の方も乗られておりました。
場所 笠寺駅 日時 2003年3月18日 18時31分


改造点その3(窓の埋め込み)  車内はこのように変わりました。


内側から窓が埋められたようです
キハ85系1100番台(キハ85−1111)
ドアに近い小さい窓が内側から埋められました。
場所 岐阜→木曽川間 日時 2003年4月6日 15時21分


ここには、ゴミ箱などが新設されました
キハ85系1000番台(キハ85ー1111・車外から撮影)
窓が埋められた部分は、運転台を背にして場合、向かって左側に、分別可能な
ゴミ箱などが設置されました。ちなみに、この2両のデッキ付近はビニールで
覆われ、「土足厳禁」と貼られておりました。
場所 笠寺駅 日時 2003年3月18日 18時30分


車椅子対応の洗面台
キハ85系1100番台、新設の洗面台
(キハ85−1106・車外から撮影・クリックすると拡大されます)

同じく窓が埋められた部分は、運転台を背にして向かって右側には新たに
洗面台が作られました。この洗面台は車椅子に対応できるように高さも
低くなっており、入り口も大型化、カーテンによる仕切りも作られております。
場所 笠寺駅 日時 2003年3月18日 18時29分


改造点その4  シートの交換及びローデッキ化
座席 車椅子対応座席
他系列の車椅子対応座席と同じくはね上げ式肘掛と車椅子固定ロープを設置しています。
もともと2名分のスペースを一名で使用するため、かなり広々としています。
デッキ方向を見る 対デッキ方向
デッキとの仕切りドアも拡幅され、便所などのサニタリースペースへの移動も容易化されています。


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