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正の数たす負の数 と 負の数たす正の数
(異符号の2つの整数の加算)
ここでは、 正の数たす負の数 と 負の数たす正の数 の計算をしましょう。
計算の仕方を覚える前に、計算のときに使う式を覚えましょう。
1+(-1)=0 この式は、0より1大きい数と0より1小さい数をたすと0になるという式です。
同じように、-1+1=0 の式も同じ意味の式です。
このように、符号が違う2つの数をたすと0になる式がたくさんあります。1桁の整数の範囲では、
2+(-2)=0、 3+(-3)=0、 4+(-4)=0、 5+(-5)=0、 6+(-6)=0、 7+(-7)=0、8+(-8)=0 9+(-9)=0や、
-2+2=0、 -3+3=0、 -4+4=0、 -5+5=0、 -6+6=0、 -7+7=0、 -8+8=0、 -9+9=0の18の式がそういう式です。
これらの式を使って計算をします。これらの式は大事な式ですから覚えましょう。
上の式が1つでも納得できないときは[この文をクリック]してください。
では、-4+7=の計算をしましょう。
-4は0より4小さい数でした。
〇頭の中て考えます
0より4小さい数に7をたすと0より3大きい数になりますから
-4+7=3となります。
〇式で書くと、
7=4+3 だから
-4+7=-4+(4+3) かっこをはずして
=-4+4+3 -4と4をかっこでまとめて
=(-4+4)+3 -4+4=0だから
=0+3
=3
式で書くとこのようになります。丁寧過ぎましたが、頭の中ではこのように考えましょう。
なんだかややこしいようですが数学はこのように、すべて式で考えるのです。
もちろん、直接3と書いても間違いではありません。
では、6+(-8)の計算をしてみましょう。
6+(-8)=6+(-6)+(-2) ←この式は大切な式です。頭の中で書きましょう。
=-2
それでは、次の計算をしましょう。
答えは別の紙に書きましょう。
(1) 5+(-4)= (5) -2+8=
(2) -7+2= (6) 3+(-6)=
(3) 4+(-8)= (7) 9+(-4)=
(4) -1+3= (8) -5+7=
答えを書いたら、答えの確認をしましょう。
そして、[この文をクリック]して答え合わせをしましょう。
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