小野道風お手詰め最中

「柳に飛びつく蛙」の逸話で有名な、当地・春日井で生を受けられた書聖・小野道風は、書を描き、その描かれた書で人々に喜びを与えるという書の道を歩まれました。

ご家族、お友達の和のなかで、最中を盛って和やかなひと時とともにお召し上がりください。

最中の中心にある餡は一説には飛鳥時代に遣隋使によって中国よりもたらされたと言われています。その餡を風を思わせるサクサクした皮で包み込んだ最中は、遣隋使の小野妹子の子孫といわれる小野道風にふさわしいお菓子であると思います。

　また、お菓子を作り、人に喜びを与えるというお菓子作りの道で生きている一人として、道を極めるのに妥協はゆるされません。
餡子を詰めた後、スグに召し上がってもらうのが最も美味しい「最中」の味わい。その味を伝えたい一心で、この最中を作らせていただきました。

最中はあんこを詰めるとすぐ皮が湿気ってきます。
餡の水分をまだ吸収していないパリパリの皮で餡子をサンドして下さい。
餡子は普通の最中より甘さを抑え、柔らかで風味豊かな大納言つぶ餡です。