宇治屋
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約270年続く日本屈指の老舗。前、「宇治久」。
元々は宇治の田原の茶商である。
代々宇治屋三郎右衛門を称し(八代目から宇治屋久兵衛を称す)、
三代三郎右衛門(自音斎)が覚々斎原叟の門人で茶道具の鑑識に優れていたことから、
享保年間に尾州徳川家の招きにより名古屋に移って以来、茶とともに茶道具も扱うようになった。
大正〜昭和初期の大入札でも度々札元を務めている。
名古屋の名だたる旧豪商・旧財閥の家々の多くは、ここ宇治屋が出入りであるといってよい。
瑞穂区下山町2−33 рO52−831−5994
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ウロコヤ |
明治初頭に初代横井喜兵衛が本家の業を継ぎ、道具商として創業した。
ウロコヤとは「鱗屋」、横井家の家紋・三つ鱗に因んでの屋号である。
茶道具他碁将棋具も取り扱っている。
特に古筆などの雅な和物を得意とする。
年に数回、茶器展が催され、値頃な品から逸品まで、いずれも選りすぐり品が取り揃えられ好評を博している。
中区栄二丁目7−33 рO52−231−4377
<地図>
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米近 |
下記の米万商店から近藤氏が暖簾分けした店なので「米近(こめきん)」。
光悦会や大師会などの名古屋席を担当することも多い、名古屋を代表する道具商の一つ。
昭和区緑町3−1−5 рO52−732−5228
<地図>
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米万 |
明治16年の創業で、上記の宇治屋と共に、名古屋の道具商の双璧を為す。
無論、大正〜昭和の大入札でも、度々札元を務めている。
東区の、武家屋敷の街並が残る白壁にて、モダンな店舗を構えている。
東区白壁4-65 рO52−931−8118
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ながさか |
創業こそ上記で紹介した老舗と比べれば比較的新しいが、しかし名古屋で最も人気のある
美術商といっても過言ではない。
意欲的な企画が頻繁に催されており、その度に名古屋の茶人たちは「ながさか」に集う。
店内の茶席で開催される月釜「知足会」も極めてレベルが高く、
名古屋の茶人・数寄者のお楽しみとなっている。
中区錦2−16−12 рO52−231−3053
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