キハ85系写真室
 JR東海の新造車両第1陣も引退

キハ85系は平成元年に営業を開始したカミンズエンジンにより高速性能と勾配に強い性能(25パーミル勾配均衡速度=100キロ)を一度に手に入れた気動車です。2両から10両までの1両単位で柔軟に組成ができる気動車らしさを活かし、日替わり両数で2023年6月末まで活躍していた車両です。
2003年から既存の車両の一部に車椅子対応座席・洗面台・トイレを設置する改造が施され、これらの工事が施工された車両は、既存の車号+1000番台で区別されており、同系では久しぶりの新区分番台となりました。更に2007年からは日本車両でATS-PTの取り付けを開始、同系ではこの2点が大きな改造でした。
JR東海からは引退しましたが、キハ85‐1が美濃太田区でカバーをかけられた状態で保管、4両が京都丹後鉄道に譲渡されています。


2タイプの先頭車
キハ85系では貫通型、非貫通型の2種類の先頭車が用意されていました。どちらも前面、側面の展望性には優れ、「ワイドビュー」という名の通りのスタイルでした。
場所 高山駅(駅そばの公道から撮影) 日時 2023年2月26日 16:22

2両の南紀
キハ85系の南紀も末期は2両編成を基本として運行されていました。営業外での2両の組成は検査時の試運転又はATS-PT設置に関連する回送もありました。
場所 春田→八田間 日時 2023年2月6日 9:34

10両編成
キハ85系では最大の10両編成は「ひだ」で見ることができました。
場所 長森→那加間 日時 2022年12月29日 10:18

先頭車の続く組成
キハ85系では中間車+先頭車、先頭車+先頭車のような組成もよく見られました。
場所 徳和→多気間 日時 2023年6月24日 9:24

JR東海初のラッピング
キハ85-12
2014年10月の高山線全線開通80周年をお祝いしてのラッピングを施された時の姿です。JR東海初のラッピング車両のデザインは公募で決まり、同年11月ごろまでは限定運用で、それ以降は他の先頭車と共通で使用されました。
場所 木曽川→岐阜間 日時 2014年10月19日 10:30

キハ85の外ぼろ

キハ85系の外ぼろ
場所 名古屋駅3番線 日時 2001年5月4日 11時08分
JR東海の特急形は全てこのような大きい外ぼろを採用しています。



新たに作られた車椅子対応座席
キハ85系1100番台に改造により設けられた車椅子対応座席です。
この車椅子設備対応工事は日本車両で行なわれました。また、同系の座席は
ハイデッカーで知られておりますが、この部分はハイデッカーでなく、
他の部分と比べ、椅子の位置が低くなっています。

管理人はこのときの様子をレポートにしましたので、よろしければご覧ください


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