フェリーにて/旅立ち
まぁ、堅苦しい挨拶は抜きにして、どうしてこのようなHPを立ち上げたのかといいますと「やっぱり北海道はいい!」ということと、「風雨来記は面白い!」ということを少しでも多くの方に知っていただこうと思ったからなんです。
先にも述べてある通りこのHPは、FOG様より発売中のPSソフト「風雨来記」のインターネットモードをモチーフとしており、そこには自分なりの言葉で綴られた旅の面白みが詰まっています。まだプレイしたことのない方は、ぜひ一度プレイすることをお勧めします。
さて、梧は2001年初夏に北海道へ旅立つことになりました。しかし、その時点で「風雨来記」はプレイしていません・・・ちなみに観光地のチェックなんかもまったくしていませんでした。自分はかなりいい加減な性格なもので、轍君(風雨来記の主人公)といい勝負の根無し草みたいな感じです。しかし、バイク乗りではないので交通は鉄道(北海道では汽車と呼ぶ方がピンとくるらしい)とレンタカーに頼ることとなります。さてさて、どんな旅になることやら・・・
というわけで、寝付けなかった自分は朝の四時ごろ起き出して日の出を見てたりしました。流石にこの時間の潮風は冷たい!羽織るものは必須です。その後、フェリー内の大浴場で身体を温める。これがなかなかいい感じで、窓の数m下は海で浴場の波に揺られながら外の潮騒を聞いているようです。自分は結構人見知りするタイプなので大衆浴場とか苦手なんですけど、すごく落ち着いて入れました。波の音がそんな風にさせてくれたのかも・・・?
徐々に大きくなって形を見せてくる町並みは後ろの山々に飲み込まれるようだった。大地の上に街が成り立っている事を気付かせてくれる景色。そんな自分に近くにいた男の人が声を掛けてくれた。お互いに一人旅のようで彼(自分よりも2、3年上じゃないだろうか?)はバイク乗りだったみたい。
彼は口下手な自分に代わって、他愛のないことを色々聞いてくれた。一人旅の醍醐味っていうのはこんなところにもあるんだなぁと今になって気付いた自分になんだかなぁと思ったりもする。こういうことを考えれるゆったりとした時間も時には必要ではないだろうか・・・。
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