網走監獄/見るのはいいが、入っちゃなんねぇ。
網走湖の南に網走ならではの博物館がある。明治時代の様子を克明に映し出す網走監獄博物館だ。じっくり見て回ろうものなら優に2,3時間はかかるだろうと思われる内容の濃さは他の博物館と一線を画するものがある。比較的解り易い解説にも好感が持てる。ちなみに現在の独房の写真なんかも展示されているので比べてみるのも面白い。というより、梧臨海は現在の独房の写真を見て自分の想像がいかに古臭いものなのか痛感しました。だけど・・・被害者より加害者の方が守られているような思いに駆られます。しかし、その中でも忘れてならないのは無実の罪を着せられた人もいるということ・・・人が人を裁く限り何処にでもありえる過ちですが、人生を左右する選択肢。過去にあった実例を取り入れて解説してくれています。
これは個人的な意見ですが中学生に民事を学ばせるよりも、ここで過去を学ばせることのほうが有意義なのではないかと思います。昔の受刑者の労働、生活・・・学べることは多いのではないでしょうか。
「過ちを犯すことは実は過ちではない・・・過ちを正さぬことこそ過ちなのだ。」・・・自分の大好きな言葉が脳裏を過ります。