釧路/世界は狭い!?

フェリーから苫小牧の地に降り立った梧は一路釧路を目指すことにした。が、北海道はでっかいどーの格言(!?)は伊達ではなかった。苫小牧の駅についた自分は釧路行きの切符を買おうと窓口へ赴いた。しかし、駅員に申し出ると同時に特急券と乗車券を渡された。そう・・・本日中に釧路に到着するには特急を使うしかないのだ!! 座席指定券は丁重にお断りしたのだが・・・やはりそんな特急が空いているはずもない。一句「本数少ない特急の 座席指定は 手に入れろ」字余り・・・

結局釧路に着いたのは午後5時を優に回った時間。自分は予約を入れておいた宿へと向かう途中「出世坂」なるものを発見した。どうやらこの坂を上らなければかなりの迂回路を覚悟しなければならないようだ。自分は意を決して夕日を背に上る。列車内で立ち続けた足が、肩に掛かる荷物が重い・・・だが、これしきで負けるわけにはいかない!(笑)
上りきり振りかえると、釧路の町が一望できる。この景色のためならたいした苦労でもなかったかな?と思える夕焼けがそこにはあった。

釧路の町も日が落ちる。しかし、ここで宿に帰るのは勿体無い。せっかく釧路まで来たのだ! 誰しも美味いものを食いたいというだろう! 自分は宿に荷物を置いて外へ出かける。美味いものを目指して!
しかし、自分は重要なことを忘れていた。大抵の市場というものは閉店が早く、更に日曜日はお休みであるのだ! 言うまでもなく今日は土曜日・・・そう・・・タイミングが悪かったのだった(涙)
そんなフラフラと歩く自分に声を掛けてくる人がいる・・・?! ビックリ! そのひとはフェリーで声を掛けてくれた人ではないか!(・・・すみません、気付きませんでした(爆))
またまた、他愛のない話(・・・というより自分の今日の失敗談だが・・・)をしてわかれる。なんだか大地の広さとそれを跨ごうとする人間の文明の力が、世界を広くも狭くも感じさせた一日だった。
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