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  松の家オヤジの和菓子とは  

私は昭和30年生まれの二代目和菓子屋オヤジです。今までの私の和菓子作りを振り返ると、私、「松の家オヤジ」の和菓子には四つの柱があります。


まず、和菓子は人の心を和ませるものという柱です。「和菓子は五感で味わうもの」という名言がありますように、おいしさだけでなく、五感をフル動員すると、和菓子を食べた時の喜びは数倍にも膨れあがります。とりわけ気の合った人と共にした時、心は大いに和むものです。

次に、和菓子には日本の文化・精神・美意識があるという柱です。和菓子の歴史講義は弥生時代から始まりますように、和菓子は長い歴史をもつ日本の文化・精神・美意識の中で育まれてきました。和菓子を作り売る者として日本の文化・精神・美意識の理解は必須のことですし、お客様にも「そのよさをお伝えしたい」気持ちで、新たな和菓子の創造もして参りました。日本の歴史が、外国文化をも吸収し日本化してきたことを踏まえ、洋菓子素材を使ったものも立派な和菓子と、私は考えていますし、“クリスマス餅”や“バレンタイン饅頭”があったとしても、これらは今や日本の文化を反映している菓子と考えます。
とりわけこの10年、日本の精神・美意識の素晴らしいものが、見事に崩れようとしています。崩れるのは表面の形だけで内部の根本的なものは脈々と残っているのであれば、時代の変化に過ぎませんが、根本が無くなっているのではという危惧を感じることがあります。和菓子という和みの世界で、日本の文化・精神・美意識のよきものを、若い人達になんとかお伝えできないものかと心しています。


3の柱は、和菓子にはその地域の素晴らしさを伝えるということです。和菓子店の商圏が狭いせいでしょうか、和菓子は地域の習慣・慣習によっても育てられてきました。また各地独自の名物菓子・代表菓子も、地域の歴史の中で育てられきました。和菓子には地域性があります。そして、何時どこへ行った時のお土産として、誰しもその土地にちなんだ菓子名のものを選ぼうとします。観光土産、訪問土産、帰省土産、こういったギフト菓子によって、頂いた方はその土地の何か素晴らしいものを理解するものです。
春日井の地で和菓子屋を営む者として、春日井の良き物を探し、菓子としての商品化を絶えず考えています。



 最近になって、私にとって第4の柱が出現してきました。それは、元気になる和菓子です。“ヘルシー菓子“と言ってもいいかもしれませんが、少し感覚が違います。第1の柱「和菓子は和むもの」ということをより深めたものかもしれません。ストレス社会の現代、身も心も病み、”癒し“が大事とされるようになりました。しかし”癒し“だけで健康の回復がありえましょうか。体が健康であった方が心も穏やかになりやすく、社会全体も和みやすいと思います。そのためには、多くの人が元気でありたいと思います。こういった意味での「元気になる和菓子」です。
和菓子の素材自体が健康的なものが多いようです。健康雑誌をみると、「○○は△△によい」という記事に健康面に特化した和菓子の開発が必要な時代になったなあと感じています。
そのなかで、「発芽玄米」という「玄米」よりも栄養に富だ素材に遭遇しました。すぐさま餅として製品化しました。
(発芽玄米餅については
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和菓子素材のなかで、米の加工品は大変多く、発芽玄米を使った他の和菓子の開発も進めていきます。


以上を一言で言えば、和菓子の基本は「和」です。和風=日本としての「和」であり、ナゴミとしての「和」であります日本人という民族にとって最も適切な食物である和食素材に裏打ちされた和菓子で、健康な体を、穏やかな心を、他人との和みを 得たいものです。そんな社会こそ、真に平和な社会でありましょう。

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松の家道宗
松浦 泉

当店のホームページを初めて作ったのは、平成13年夏でした。前の年の冬、「発芽玄米の謎」っていう本を本屋でみつけ、気に入っちゃい、早速、モチ玄米を仕入れ発芽玄米の餅をつくりました。いいんだよね。とてもいい餅でした。試作品にも関わらず店にならべました。売れたんです。その後ボチボチですが売れていきました。自分でも毎日食べていきました。とてもいいんで、次第に、「全国へ広めたい」という気持ちが沸き起こり、ホームページを作ることになりました。各サイトを調べてみると、「発芽玄米」については沢山ありましたが、「発芽玄米の餅」という商品は全くありませんでした。また、どの検索エンジンで「発芽玄米餅」という項目を検索しても「該当なし」でした。平成13年7月、念願のホームページをアップしました。1ヶ月ほどして「発芽玄米餅」を検索すると、私のサイトのみ出てきました。どうも、「発芽玄米餅」を初めて商品化したのは私ではなかろうかと思っています。ちなみに、その頃は「発芽玄米」という言葉を聞いたことのある人は、身近にはいませんでした。発芽玄米が広まる前のことです。

 ホームページ作成の主な目的は、発芽玄米餅を広めることでしたが、同時に和菓子屋としての自分のポリシーも整理しました。「かなり酔っているなあ!」と当時は思いましたが、とても凄いことを書いていました。先日、菓子屋のセミナーを受講しましたら「菓子屋の意義」についてのお話もあり、とても感激しました。今回更新にあたり、あらためて詳しく自分のページを読んでみましたら、同じことを書いていました。それどころか、セミナー以上のことを書いていました。自分ながら凄いと思うと同時に、自分のポリシーは間違いないものと固く信じ、より形にしなくてはと、自分を励ましています。(2008年1月記)


<HP更新にあたって>

<ツイテルHAPPYありがとう>


 私は自称「ツイテルHAPPYありがとう おにいさん」と言っています。「ツイテルHAPPYありがとう」と何度も何度も言うといいです。「言う」というより「唱える」といった方が分かりやすいですね。苦しい時、辛いとき、悲しいときほど、唱えるのです。苦しい時、辛い時、悲しい時、ほど、そんなおめでたいこと言う気分になれませんが、言うのです。言うのです。言い続けるのです。マイナス気分が少しは和らぎます。そして平生唱えていると、とてもとてもいいニッコリ気分が訪れます。

 そして、もうひと言、続けたいことがあります。ニッコリ顔はとてもいいです。一日のなかで何回かニッコリ笑顔するといいです。鏡に向かってニッコリ!と。自分の顔に癒され元気も湧いてきます。ニッコリもね、苦しい時、辛い時、悲しい時ほど、ニッコリした方がいいですね。辛い顔をせず、ニッコリ「あー楽しい!」と叫ぶんです。いいですよ。

 ああ、菓子屋っていいなあ。毎日毎日ニッコリと「ありがとう」言って、お客さんからもニッコリ「ありがとう」と言われてね。みんなみんな仲間だよね。素晴らしい仲間だよね。(2008年1月記)