エキスポシャトルの車両 Trains for EXPO 2005 AICHI JAPAN.
211+211@愛環
 大需要にこたえる211系10連(画像をクリックして拡大

 

エキスポシャトルは愛知万博開催時の会場輸送のひとつの手段として2005年3月1日から運転が開始されました。
これに伴い、2005年2月からは愛環線内にて211系5000番台113系の乗務員訓練の開始されました。
また、この間の中央線の車両不足に対応するため静岡車両区から113系6連・4連の各2本ずつ、計20両が神領区に貸し出されています。(詳しくはこちらへ

なお、「快速エキスポシャトル」は停車駅が従来の快速より少ないため、「快速」の名ではあるものの、特別快速と同じ色を用いています。
当初予想から繁忙期に113系が「快速エキスポシャトル」「エキスポシャトル」に充当されることになり、地元ファンを驚かせました。

世界的な万博輸送で活躍した関係者の皆様、そして113・211系、本当にお疲れ様でした。

エキスポシャトルに入る211系の特徴及びエキスポシャトル自体の特徴
1.211系5000番台は平成16年10月以降名古屋工場で検査を受けた車両
  (ドアチャイム・車椅子スペースあり、シートモケット更新)を充当
2.それでも車両が不足するため、一部の編成を臨時検査という形で名古屋工場へ入場させ、ドアチャイムを取り付け
3.両数説明を分かりやすくするため、万博八草方面の車両から1号車・・・・、10号車とする(「しなの」「セントラルライナー」と同様)
4.車両構成は3+4+3連で構成(万博開催前後のみ名古屋より3連を除いた7両で運行)
5.外国人対応として、種別にも英語表記を記入(LED車は元々種別にも英語表示対応)
6.車内放送に英語放送の導入(車掌の肉声)


この時は空いていた
211系「快速エキスポシャトル」
オールロングシートの10連で運行されるエキスポシャトルは名古屋・金山で乗車、万博八草で降車と言う列車の性格にとってふさわしい設備となっています。
しかし、万博閉幕直前はこの10両全てが満員となり、足の踏み場すらない時も・・・
場所 鶴舞駅(JR中央線) 日時 2005年3月6日 8:46

211系のサポート役
113系「快速エキスポシャトル」
一部期間中は211系のみでは膨大な需要に答えられず、113系の手を借りることになりました。
ファンとしては非常に興味深く、各地にこれを狙う方々が・・・。
場所 山口駅(愛環線) 日時 2005年9月15日 9:19

For VIP People
383系団体列車
万博オープンセレモニーが開かれた3月24日に各国要人向けの団体列車が運行されました。
場所 名古屋駅(JR線)

行き先は・・
In English
エキスポシャトルに充当される211系5000番台にはLED表示の1次車も含まれております。
この場合、英語表記は列車種別のみとなりますが、同車のプログラムからすると致し方ないかもしれません。
場所 名古屋駅(中央線) 日時 2005年3月24日 13:12

JR線内は各駅停車
エキスポシャトル
JR線内は各駅停車するタイプはただの「エキスポシャトル」として運転されます。
ところで、この幕は薄い茶系の色が使われているのですが、薄汚れた幕に見えるのは管理人だけでしょうか?
場所 瀬戸口駅(愛知環状鉄道線) 日時 2005年3月6日 10:08

号車をふって
7号車
エキスポシャトルには号車札が差し込まれていることは既に申し上げましたが、7号車には便所設備があり、便所の直前のみ0番台などと同じクロスシート仕様になっています。
場所 高蔵寺駅(中央線・6番線) 日時 2005年3月6日 9:26

みかんで万博へ
113系の「エキスポシャトル」
もともと113系にもこの幕が準備されており、愛環線内でも113系のハンドル訓練が行われたことからしてこれはJR東海・愛環の両者にとっては「想定の範囲内」だったことでしょう。
場所 鶴舞駅(中央線) 日時 2005年4月30日 8:45

ついに他社線乗り入れ
愛環線内乗り入れ中
愛環内で211系が見られるとは・・・。そして、万博ダイヤ終了後はこれが定期化・・・
日時 2005年3月6日 10:42

エキスポシャトルのマメ知識
【JRと愛環のあわせ技】
 Special Thanks “Fish-House様&Fish-House様の先輩”
 2006.7.16にお二方から貴重な資料を頂いてコンテンツの充実を図れました。
211系  (万博八草←)3連+4連(→名古屋)のW編成(予備1本)を基本とし、万博期間中は4連の後ろに3連を増結
113系  LL4・5編成、L26・28編成を静岡車両区から借り受け。
 211系の本数に余裕が無く、輸送次第では113系に助けを求めることが予想され、始めから211系とともに愛環線内で 乗務員訓練を実施。この産物として、愛環でも4連運行+1時間あたりの運転本数増加(2本/hから3本/h)による2000系等の 検査時不足を113系L25編成(静岡区所属:豊橋常駐)でカバーすることも可能になりました。
運用+α  211系は本数が多いので省略。
 113系は名古屋8:38発の「快速エキスポシャトル」(万博八草行き)及び9:38発(こちらも快速タイプ)に充当。
 2005年9月17日〜19日・24・25日は7:13発(こちらも快速タイプ)も運転されました。

 「エキスポシャトル」では万博八草23:05分発(名古屋行き、211系代走の場合もあり)に充当
 更に113系は諸般の事情で4連も不足してしまい、9月16日から26日までLL5編成の1ユニット(MM-2032)を外して運用。

 万博終了後、愛環線内運用を代走で支えたL25編成が2005年度内に、2006年にN11編成がともに全検周期の関係で 廃車になってしまいました。
万博輸送を愛環線内限定運用でも支え、211系とともに大役を果たした113系が徐々に無くなるのは致し方ありませんが、 最後に注目の舞台を与えられたのは幸せだったといえるのではないでしょうか?

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