七日目<Jan 3(Tue)>
今日はとうとう観光ができる最終日。明日は朝早いフライトなので夕方から空港近くのホテルへ移動する。
まず向かったのは北京の古い街並みを自転車タクシーに乗って案内してもらう胡同巡り。
時間は1時間で1人60元(≒900円)
のところを50元に値切る。中国ではとにかく言い値で妥協してはいけない。とりあえず値切るのだ。
この胡同巡りが本当に面白かった。もちろんガイドは中国語。なのでフィオナにほとんどを通訳してもらう・・・ああ、なさけない(涙)
胡同は昔の住民の共有空間として機能していたそうだ。今でも一般市民が住んでいる。
その他に故宮に勤めている官僚たちが住んでいた区域がある。
その昔は家々には階級があり同じ階級の人同士でしか結婚できなかったらしい。というわけで駆け落ちなどの話がわんさかあるようだ。
階級の違いは玄関の作りを見て分かるようになっている。
当時一般市民たちが住んでいた場所は官僚たちの住んでいた場所とは違って道が狭い。
北京というのは風水に基づいて街が作られている。
昔は真ん中の故宮を中心に北は罪人、東は商人、西は平民、南は官僚の
住む街だったそう。
さて、自転車を降りて連れて行かれたのが四合院。外部から堅固に内部を守る建築様式。
中国では福の字が逆さまになっている。
中国語で”逆さまにする”は「倒」。福が来るという意味の”来る”は
「到」
どちらも同じ発音。ということで福が来るという意味で福の字を逆さまにしている。
中に入ると清の時代の家具がそのまま残してある。
日本なら絶対「お手を触れないでください!」と書いてあるのに中国では触りたい放題、写真撮り放題。さすが寛大な中国だ。
中身のつまった北京の街並み巡りを終え、北海公園へと向かう。
その前にお腹が空いたので適当なお店へ入る。もちろん、中華。
適当に入ったのにけっこう美味しいじゃない!北京は何を食べてもはずれがない。くぅ〜美味しいよ〜(>_<)
北海公園は北海という湖がある。↓やっぱり一面凍っている。
公園の中にある九龍壁。9匹の龍のレリーフが見事!清代(1756年)製
北京には北海、後海、前海と3つの湖がある。
湖の近くというのは寒い。。。寒くて寒くてたまらず、早々に北海公園を切り上げ天安門広場へ移動。
天安門広場を遠くから撮ってみる。
写真におさまりきらないのでその天安門広場の広さが伝わらないのが残念。中国はいろいろなものがほんとにデカい。
天安門広場には日本の国会議事堂にあたる人民大会堂がある。
中に入って見学したかったが見学時間がすでに終わっていて残念!
(北京人の友達:後日談)人民大会堂内に毛沢東の遺体がガラスケースに入れて安置されていて見学できるらしい。
遺体を見学できるなんて中国人らしいな・・・^^;;
夕方、空港近くのホテルへタクシーで移動する。
チェックインを済ませ部屋に入る。これまでのホテルより部屋が広い〜。
トイレットペーパーがなくなったので、「トイレットペーパーがない」とフロントへ電話する。
さすがに空港近くのホテルなので英語で通じるだろうと思いきや
「トイレットペーパーワカラナイ」と言われる。
しきりにトイレ、ペーパーと繰り返していると「ビジネスセンターへ行ってくれ」と言われる。
ちがーーーーうっ。その紙ぢゃなーーーーい。
仕方ないので中国語で「トイレ、紙、ない。」と言ったところようやく通じて部屋まで持ってきてくれた。
すると今度はヘヤドライヤーが無いことに気付く。
しまった!中国のホテルではドライヤーは貸し出しなので
またフロントに電話しなくてはいけない。
さすがにドライヤーは必需品なので英語でいけるだろうと思いきや、これまた通じない。
仕方なく中国語で「吹く、髪の毛」と言い何とか通じる。インターナショナルホテルなのに英語が通じないよ。。
そんな漫才のようなやりとりをホテルマンと繰り返し北京最後の夜は暮れていった。